政財界のトップリーダーが勢揃い

世界一有名なフォーラム「ダボス会議」って何だ?

2005.02.24 THU

世界各国の首脳や閣僚などの有力政治家が約100人、多国籍企業経営者が約500人、さらに著名エコノミストや学者、女優や歌手などの有名人たち――。こんな人たちが何千人も集まり、地球規模の諸問題について話し合う会議があるのを知っているだろうか。毎年1月下旬ごろ、世界経済フォーラムという団体がスイスのリゾート地ダボスで開催している通称「ダボス会議」がそれだ。

実はこのダボス会議、日本ではあまり知られていないが、別名「賢人会議」「世界の知性の集い」と呼ばれ、世界的にはもっとも有名で権威ある経済会議なのである。

なにしろヨーロッパの首相や財務大臣は毎年必ず出席するというぐらいで、たとえば今年のおもな参加者をみると、政治家ではブレア英首相、シラク仏大統領、シュレーダー独首相、黄菊中国副首相…。財界からはヒューレット・パッカード、デル、ファイザー製薬などの世界的企業の各社長に、常連のビル・ゲイツ。さらにロック界からもU2のボノ、ハリウッドからはシャロン・ストーンにリチャード・ギア、アンジェリーナ・ジョリーという感じで、まさに錚々たる顔ぶれといっていいだろう。

そして重要なのは、このダボス会議が市場競争中心の新自由主義、つまりグローバリズムを積極的に推進し、その先導役を務めてきたということ。したがって政治家や有名人の参加者が目立つ一方、メンバーの主流はやはり企業トップがほとんど(一企業からひとりだけ参加できる)。ちなみにプロ野球新規参入で話題となったソフトバンクの孫社長と楽天の三木谷社長も、2001年にそろって会議に参加している。

ところで、三木谷社長まで参加しているのに、日本の政治家はなぜダボス会議に行かないのだろうか。実はこの時期、国会では予算委員会や代表質問が毎年行われていて、そのため日本の現職総理大臣でダボス会議に参加したことがあるのは2001年の森前首相ただひとり。こんなことで日本は大丈夫なのだろうか。

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