国の勢いが反映されている!?

今年は金メダル3つの快挙!「理系五輪」に注目せよ!!

2005.08.25 THU

金が3つに銀2つ、銅はあわせて5つも獲得!ニッポン、今年も五輪で大健闘!!

と、ハイテンションに煽られても、読者の皆さんのほとんどは混乱するばかりでしょうね。実はこれ、今年の7月に開催された学力の祭典、「国際数学オリンピック」(第46回メキシコ大会)と「国際化学オリンピック」(第37回台湾大会)における日本の戦績なんですよ。

メジャーな方の五輪や、その他のスポーツ・イベントの陰にかくれ、日本での知名度は正直イマイチな理系五輪。しかし、その歴史はなかなかどうして大したもの。一説によると、数学に関しては近代オリンピックの開始(1896年)よりも早く、1894年にハンガリーで開催された高校生を対象とする大規模な数学コンテストが、現在の数学五輪の源流となっているんだとか。当初は、東欧諸国やソ連を中心とする、いわゆる旧東側諸国の国威高揚系イベントという要素が強かったそうですが、1980年代ころよりアメリカが参加し始めたことで、ワールドワイドなイベントへと発展。今年の大会では、数学五輪で91カ国、化学五輪で59カ国が参加と、毎年その規模を拡大しているのです。

ちなみに。なかなかの健闘をしている我がニッポンですが、参加の歴史が浅いためか、総合成績ではまだまだ上に行ける余地はアリアリ。化学五輪では韓国や台湾、数学五輪では中国が毎年上位に食い込んでいるほか、アメリカ、ロシアといった大国も常連の座をキープし続けている現状をみると、やはりお国の勢いが、そのまま成績に反映しているような。理系離れ、学力低下が心配されている当節のニッポン。ノリにノってるお隣系各国に遅れをとらぬよう、僕らでなんとか理系五輪を盛り立てていこうじゃないですか。世界陸上もいいけれど、化学オリンピックだって、その気になれば結構楽しく観戦できるんじゃないでしょうかね。って、テレビ中継があるわけじゃあないんですけど…。

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