大連立はありえるの?

自民党と民主党って結局どう違うの?

2006.02.09 THU

小泉自民が民主党に大連立の誘いをかけている。が、連立できるということは、考え方が同じだということ、だよね。自民党と民主党の違いって、いったいなんなのだろうか。

自民党が結党後半世紀経つのに対し、民主党は新しい。鳩山由紀夫氏と菅直人氏を中心に結党したのが96年。98年に他の3政党と合流し、03年に小沢一郎氏の自由党と合併して現在の民主党が誕生。民主党が「寄り合い所帯」「政策がバラバラ」といわれるのは、こんな合体の歴史を持つためだ。

で、両党の政策の違いはというと、年金改革が争点となった04年の参院選では、保険料率を引き上げる自民党に対し、民主党は年金制度の一元化と消費税での財源化を提唱して快勝。しかし昨年の衆院選では、郵政公社の分社化で経営効率を高めるという自民党の民営化案に対し、民主党は郵貯・簡保の規模縮小の後に民営化を、といささか歯切れが悪くなって、結果は惨敗。

そして代表が岡田氏から前原氏に代わった現在の民主党はというと、なおも党内に政策の溝がいくつもあるものの、前原代表の政策は小泉自民のそれとほぼ同じだ。

前原氏自ら「外交・安全保障政策に与党も野党もない」と強調している通り、民主党の外交・安保政策は自民党と基本的にまったく同じ。岡田前代表時代の民主党は東アジア外交を重視していたが、現在は小泉首相・前原代表ともに日米同盟を機軸に、中国を脅威とし、憲法を改正して集団的自衛権の行使を容認する、等で一致している。

内政でも両党、公務員制度改革や地方分権など「無駄をなくして小さな政府を目指す」行政改革を掲げて基本は同じ。明確な違いは年金改革で、自民党が厚生・共済年金の一元化、民主党が国民年金を含めた一元化を変わらず主張していることぐらい。

じゃあ二大政党や政権交代に何の意味があるの? という疑問が当然わくのだが、最近「改革競争」とよく耳にする通り、政党が競争することで政策が磨かれることに意義があるのだ…と信じたい。

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