今年から大阪府堺市が指定されたけど…

政令指定都市ってどんな都市か説明できる?

2006.04.27 THU

今年4月1日に大阪府堺市が政令指定都市に移行した。来年には新潟市と浜松市も移行する見込みのようだ。しかし、政令指定都市とはいったいどんな都市なのだろう?

地方自治法252条では、「政令で指定する人口50万人以上の市」が政令指定都市と定められている。実際は、おおむね人口100万人以上の市が政令指定都市に移行してきた。合併した場合は、特例で人口70万人程度でも政令指定都市になることができる。この特例でさいたま市や静岡市も政令指定都市になっていて、現在、堺市を含めて政令指定都市は15市ある。

で、政令指定都市になると生活はどう変わるのか? 指定都市市長会事務局の谷口正和次長は、政令指定都市の役割について、次のように話す。

「政令指定都市は県と同等の事務権限や財政権限を持つことができるんですね。例えば、道路や下水道など、生活に必要なライフラインをつくるといった都市計画も県の許可が必要ですが、政令指定都市は独自に作成できます。市民にとって一番身近な行政窓口は市町村ですから、より市民目線に立った行政ができるようになるんです」

谷口さんがいうような都市計画以外にも、最高レベルの政令指定都市は、小中学校の教職員を任免したり、児童相談所を設置したり、消防士の訓練施設を設置する権限を持っているから教育や福祉、防災機能を充実させることができる。ほかにも総務大臣の許可を得れば、独自に宝くじを発行して財源を確保することも可能だ。

市と一概にいっても、普通の市、特例市、中核市、政令指定都市と4つの段階がある。市町村は、国が決めた政策を行う地方組織だ。でも、やっぱり自分たちの街は自分たちで計画したい。そういう考えが市町村側にも出てきたので、市の段階によって分権されるようになったというわけ。人口が多いだけが政令指定都市ってわけじゃない。そこには地方都市の能動的な意志がこめられているのだ。

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