あなたならこの事実を知ってどうしますか?

国連が世界に警告世界が知るべき10のニュースとは

2006.06.22 THU


ニュースを見ていると、ときどき憂鬱な気分になる。事件、事故、災害、戦争、紛争…。悲しいニュースが報道されない日はないからだ。しかし、僕らが目にするのは一部に過ぎず、気がつくと報道されなくなる出来事も多い。もちろん報道されなくなったといって、紛争が解決したわけではない。他の話題が優先されたに過ぎないのだ。

国連では、そんな報道機関が報じなくなったニュースのなかから、毎年10件を選びだし「世界がもっと知るべき10のニュース」として公表、注意を促している。去る5月15日には06年版が発表された。そのうちいくつかを紹介しておこう。
「内戦で荒廃したリベリアの復興」「紛争の犠牲となっているネパールの子どもたち」「治安悪化で後手に回るソマリアの干ばつ対策」「和平プロセスが停滞するコートジボワール」などが挙がっていて、正直、初めて聞くニュースだという人もいるだろう。しかし、いずれも早期に解決が望まれる深刻な出来事なのだ。

しかし、報道されないといったいどんな問題が起きるというのだろうか。
「マスメディアの報道と復興支援などを行うNGOの活動資金は連動しています。報道されれば、活動資金の柱である募金が集まりやすくなります。その資金で基本的にNGOは活動しますので、報道されないと活動費が減ります。さらに報道されると政府や国連など組織が動きます。そうでない紛争は、対策が後回しにされてしまうのです」(国際協力NGOセンター・下澤氏)

募金ではなく政府の助成金で活動することも可能だが、申請に時間がかかったり、柔軟に対応できないという。紛争の解決や支援はまず人々に知ってもらうことからはじまるのだ。ネットを使えば、簡単に世界中の情報が手にはいる時代。だからもう少し、世界に目を向けてみてはいかがだろうか。僕らにもできることがきっとあるはずだから。

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