民主党・山本議員が涙して訴えた!

がん患者にとっての出発点「がん対策基本法」の中身とは?

2006.06.22 THU

R25世代にとっても、他人事ではいられない“がん”問題。16日の参院本会議で、がんに対する基本計画の策定を義務づける『がん対策基本法』が可決された。

『がん対策基本法』といえば、先月22日の参院本会議で、民主党の山本孝史参院議員が「私自身、がん患者として質問します」と告白、涙ながらに成立を訴えた法案だが、その中身はどんな内容なのか?
「現在、増え続けるがん患者に、適切な医療を提供する体制を整備する必要があると。そのために政府は、“厚生労働省に『がん対策推進協議会』を置いて、さまざまな努力をしていきます”というのが基本的な中身です。現在のがん医療の現場にある問題点に対しての“はじめの一歩”的な法律ですね」(日本ホリスティック医学協会会長・帯津良一医学博士)

がん医療現場の問題点というのは?
「地域や施設によって、がん治療は格差があるんです。日本中、どこにいても同じように質の高い医療(技術や設備など)を提供できるようにする。また、『副作用の多い抗がん剤はやめて、東洋医学も試したい』と患者が望んでも、『だったらうちの病院では面倒見られない』と見捨てられ、行く場所がなくなってしまう『がん難民』と呼ばれる方の急増も問題になっています。そういった人たちをなくすように、基本法の総則には『患者本人の意向を十分尊重して、治療方法が選択できるように、体制の整備をする』と、書かれていますね」(同)

じゃあ、この法律が可決されて、がん医療の現場が劇的に変わるんですね?
「いや、やはり“はじめの一歩”です。『格差をなくす』『患者を尊重する』と、その名の通り、基本ですよ。でも、そんな当たり前のことすらできてなかった今までのがん医療自体が問題なんです」(同)

しかし、この基本法が、がん患者やその家族にとって大きな出発点になったのは事実。一日も早く、具体的な改善を期待したい。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト