地球温暖化はやはり人間によるもの?

6年ぶりに発表されるIPCCレポートの中身とは?

2007.06.28 THU



写真提供/ロイター/アフロ
最近、新聞やテレビなどでよく目にする「IPCCレポート」という言葉。環境問題に関するものだろう、と何となくは知っているが、よくわからないという人も多いだろう。

IPCCとは、intergovernmental Panel on Climate Changeの略で、訳せば「気候変動に関する政府間パネル」のこと。地球温暖化についての科学的なデータや知見の収集・分析のために設立された国連の組織だ。IPCCでは、これまで話題になった温暖化に関する研究レポートを分析して評価報告書として発表。90年の第1次報告書以降、約5年ごとに分析結果を発表してきた。そして今年、6年ぶりとなる第4次報告書の中身が、ほぼ確定した。では、今回の報告書には何が書かれているのだろうか。IPCC国内連絡会の座長代理の石谷久・慶應義塾大学大学院教授に聞いた。

「これまで“温暖化は起きていない”とか、“人間の行為が原因ではない”と温暖化を否定する研究者もいました。前回の報告書では、温暖化の原因は人為による温室効果ガスの可能性が高い、とされていましたが、今回の報告書ではほぼ断定。“2080年代までに海面上昇で、毎年の洪水被害人口が追加的に数百万人増える”といった今後の影響も予測しており、対策としては、排出権、炭素税導入などによるCO2排出抑制をすれば、GDPが1~5%ほど低くなったとしても、温暖化による被害よりもはるかにコストは低いと推測しています」

IPCCでは、地球規模で環境問題が話し合われているけれど、ボクたちができる温暖化防止対策って何があるのだろう。

「個人にできることは、温暖化を意識し、エネルギー消費の意味を理解して省エネを心掛けることでしょうね」(同)

車やエアコンなど、当たり前になっている生活のなかで、少しでも省エネを意識する。企業もエコ商品の開発などの取り組みを始めている。一人ひとりができることは小さいけど、その積み重ねが環境問題には大事なのだ。


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