どこからがメイド・イン・ジャパン?

原産国表示ってどのように定められているの?

2007.08.02 THU



写真提供/AFP=時事
冷蔵庫が壊れたので、買い換えようと家電量販店に足を運んだ。「やっぱり壊れにくくて性能のいいのは国産かな」と思いながら選んでいたとき、ふと「国産」の基準はどこで決められているのかと疑問が浮かんだ。家電製品にはたくさんのパーツがある。そのすべてのパーツが日本で製造されていたら当然メイド・イン・ジャパンなのだろうけれど、海外産のパーツを使ったら国産にならないというわけでもあるまい。公正取引委員会消費取引課の向井康二さんに聞いてみた。

「国内で流通販売されている商品は、不当景品類及び不当表示防止法という法律によって、“その商品の実質的な変更をもたらす行為を行なった国が原産国になる”と定められています。家電製品は部品がすべて海外産でも、日本で組み立てられれば国産です。衣料品は縫製された国が原産国、加工食品も加工された国が原産国になります。しかし、この法律は不当な表示を防止することが目的ですから、誤解を招く表示は取り締まりの対象にはなりますが、表示を義務づけてはいません」

義務ではないということは、表示しなくてもいいってこと? 家電製品や衣料品ならともかく、ボクたちの安全に直接かかわる食品は、表示がないと困りますよね。

「食品は、JAS法や食品衛生法などで、表示方法が定められています。水産物の場合、漁船の国籍が日本なら、インド洋で獲れた魚も日本産。ただ最近は、どの水域で獲れたかを表示する傾向にありますね」(同)

加工してない生鮮食品に関しては、原産国または原産地を表示するよう定められており、違反者は罰則が科せられる。昨今、食品の表示はとくに厳しくなってきているが、食材を輸入し、日本で加工した食品については、原産国表示のない場合もある。

原産国表示の意味は、その商品を購入するときの選択材料にすることにあるはず。消費者としては、できる限り詳細な情報を明記してもらえると、安心して買い物ができるんですけどね。


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