「公設秘書」「私設秘書」「政策秘書」…

「議員秘書」ってどうやってなるの? その仕事内容は?

2007.11.22 THU



写真提供/時事通信
「政治家って、いつもどんな仕事してんの?」と思っている人は少なくない。たしかに政治家の仕事内容はよくわからないし、極端にいうと国会以外は料亭で密談しているイメージしかなかったりする。だが、その政治家以上に実態がよくわからなくて、そのくせじつは誰よりも政治の最前線にいる人たちがいる。それが政治家の秘書、「議員秘書」だ。

議員秘書とはどんな人たちなのか。まず秘書には大きく分けて3つの種類がある。国が給料を払ってくれる「公設秘書」と議員が私費で雇う「私設秘書」。そしてふつうの公設秘書より給料が高く、資格試験に合格したり、公設秘書経験が10年以上なければなれない「政策秘書」がそれだ。公設秘書は政策秘書ひとりを含めて3人まで雇うことができ、私設秘書は人数制限なし。なかには100人近い秘書を抱えている議員もいて、秘書同士でさえお互いに顔も名前もわからないケースもあるという。

したがって、その仕事内容もさまざま。たとえば政治家の日程を作成するのはもちろん、法案をつくるために資料集めに走り回ったり、地元からやってきた企業や業界団体の陳情の対応をしたり、省庁の担当者と話をしたり、選挙のときに頭を下げて回ったり――。つまり、政治家のセンセイに代わってありとあらゆる裏方仕事をしなければならないのが議員秘書というわけだ。

ちなみに議員秘書になる人にも3つのタイプがあり、ひとつが政治家の身内、ふたつめがその政治家を応援する企業から派遣されてくるケース、そして3つめが政治家を目指して秘書になる人たち。なかでも3つめのパターンの場合、もともとコネがないからか、ボランティアとして選挙を手伝ったり、政策論文を書いて政治家に送ったり、あるいは年1回の政策秘書の資格試験に合格したりと、いろんな努力をして秘書になる人が多いのだが、それでも政治家が選挙で落選したら自分も即失業というのが議員秘書。その身分はきわめて不安定で、けっして甘くはないのである。


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