オーストラリアでは11年ぶり与野党逆転

2008年、日本でも政権交代は起こるのか?

2008.01.04 FRI

昨年11月、オーストラリアでは総選挙で野党だった労働党が圧勝し、11年ぶりに保守連合から政権を奪回した。オーストラリアは、未曾有の好景気に沸いているが、国民は変化を求めた。翻って2008年、日本でも政権交代は起こるのだろうか?

「政権交代は必要です」と主張するのは、政治評論家・森田実氏だ。

「1955年以降の日本の政界は、1年間を除き自民党が中心になって政権を担当してきましたが、国民の不満が爆発しなかったのは自民党内の派閥間で事実上の“政権交代”が行われていたからです。ところが、与党があまり長く政権を担当し続けると、政官財が馴れ合い、腐敗してゆくという弊害が生まれます。今の防衛省問題はその典型的な例でしょう。悪い部分が溜まってきたら、何年かに1回は政権交代をして掃除をすることが必要です」(森田氏)

安倍晋三前首相の辞任で民主党の存在感は高まったものの、小沢一郎民主党代表も大連立構想に深入りし、あわや辞任というドタバタ劇も記憶に新しい。政治評論家の有馬晴海氏によれば、「2008年に政権交代が起こる可能性は、五分五分」という。

「小沢さんは『民主党に政権担当能力がない』といっていたけれど、それは小沢さんがいっているだけ。小沢さんに1回、政権を任せてみようと思っている人や、決して民主党がいいと思わないけれども反自民勢力の受け皿は民主党しかないと思っている国民は少なくないようで、政権交代の可能性は十分あると思います。ただし、今年、政権交代が起こるためには、解散総選挙が行われる必要がありますが、解散権を握っているのは、福田首相。わざわざ自民党政権が負けるようなタイミングで選挙を行うことは考えにくいです」(有馬氏)

参議院で与野党逆転しているねじれ国会では、自民党VS民主党の対決は見もの。いつ解散になってもあわてないように、国会の動向をしっかりチェックしておきたい。


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