あだ名は経済大統領!?

韓国の新しい大統領、李明博ってどんな人?

2008.01.31 THU



写真提供/AFP=時事
昨年末、韓国の大統領選挙で圧倒的大差をつけ、李 明博候補が当選。来る2月25日、第17代大韓民国大統領に就任する。野党であるハンナラ党からの大統領ということもあり、今後どう韓国の舵を切っていくのか、国内外からその動向が注目されている。

さて、それでは李 明博とはいかなる人物なのだろうか。そもそも彼は、中小企業に過ぎなかった現代建設を、韓国トップ企業にまで成長させたバリバリの企業人である。36歳の若さで同社社長に就任、会長職を経て、国会議員として政界入りを果たす。02年にソウル市長に当選。高架道路に埋もれていた清渓川を清流に復元するという一大プロジェクトを実現させ、その並外れた行政手腕と実行力で、強烈な印象を市民に与えた。韓国の経済事情に詳しい日本貿易振興機構(ジェトロ)の李 海昌氏はこう話す。

「李 明博氏は、“経済大統領”というあだ名を持つように、経済発展を最優先の公約として掲げています。ただ、彼を表すキーワードを一言でいえば、徹底した“実利主義者”ということに尽きますね。国益につながれば、それを実行する。経済面では、とくに大企業を支援して韓国全体の経済を底上げしていく、という方向性です。外交においても実利主義的ですね。やはり米国との関係は無視できない。まずは米韓関係を強くして、次にアジアへ目を向けていく。対北朝鮮政策でも、核廃絶が大前提ですが、開放政策を支援すると公約しています」

では、日韓関係はどうか。歴史問題や領土問題など、難しい課題も抱えているが…。

「歴史問題と外交問題は切り離して考える、という姿勢のようです。日韓は経済的に強く結ばれている。歴史問題は別として、ここでも実利外交を貫くでしょう」(同)

韓国から見て、日本は輸出が3位、輸入は2位という緊密な関係にある貿易相手国である。もちろん日本から見ても、韓国は経済的にも外交的にも重要なパートナーだ。成熟した国同士、大人の関係を築いていくことに期待したい。


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