オバマ、ヒラリーが話題の中心だが…

ところで、共和党の指名候補マケインってどんな人?

2008.03.13 THU



写真提供/AFP=時事
史上初のアフリカ系アメリカ人大統領か、もしくは初の女性大統領か。オバマ対ヒラリーの激戦が日本においても話題だ。しかし。

「今はまだ大統領選挙の予備選でしかありません。ここでオバマ、ヒラリーのどちらが大統領になるかを語るのは時期尚早です」(政治ジャーナリスト・上杉 隆氏)

そう、共和党には指名が確定したマケインがいるのだ。11月の大統領選挙本選で、民主党予備選を勝ち抜いた両者のどちらかが戦わなければならない相手である。マケインは4月、共和党予備選に勝利したと宣言、対立候補のハッカビーは選挙戦撤退を表明し、共和党内の結束を呼びかけた。ではマケインとはどんな人物か。

「若いころは派手な車を乗り回し、ストリッパーとデートするなど、かなり破天荒でしたが、ベトナム戦争に参加したことで彼は英雄になりました。捕虜として5年半を過ごし、苛烈な拷問を受けながらも、国を売るような発言をしなかったことが支持されています」(同)

不屈の闘志を持ち、人間的な魅力があるという。では政治的なスタンスはどうか?

「共和党の中でもリベラルな立場。党内でも独特な路線を取っていて、71歳と高齢ですが、日本でいう小泉元首相のような『一匹狼』というイメージを持たれています。移民に対しても寛容で、共和党候補の中で唯一、環境問題を重要政策として挙げていることも国民から評価されています」(同)

2月初め、タイム誌が行った世論調査によると、マケイン対オバマの場合はオバマが辛勝。対ヒラリーになった場合ではマケイン有利という結果が出た。民主党予備選で負けた候補の支持者たちが、そのまま民主党を支持し続けるとは限らないのだ。

アメリカ大統領選挙は資金繰りが重要な鍵となる。民主党予備選が長引けば候補者は疲弊し、さらに両者のネガティヴキャンペーンが激化すればイメージもダウンする。そこに体力を温存していたマケインが乗り込んだら?


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト