今年で結党10周年

民主党はどんな仕事をしてきたの?

2008.06.05 THU



写真提供/時事通信
いまや世論調査の支持率で自民党を上回ったりする民主党が、この4月下旬に結党10年を迎えたという。政権政党への期待が高まってきたとみるべきか、それとも自民党人気が落ちて相対的に民主党人気が上昇したのか。そのへんは微妙だけれど、最近の民主党にそれなりの存在感があるのはたしかだろう。

民主党の10年とはどういうものだったのか。じつは、民主党の母体となったのは管さんと鳩山さんが1996年に結成した旧民主党で、98年4月、そこに新党友愛など4党が合流。「中央政府の抜本改革」「官僚支配の打破」といった旗を掲げて華々しく結党大会を開き、その後、03年に小沢さん率いる自由党が加わったのが現在の民主党だ。以来、政権政党になることを悲願に3回の衆院選と4回の参院選を経験。とくに昨年の参院選では大勝して参議院で最大会派となり、名実ともに2大政党の一翼となった。

実際、消えた年金が社会問題化したのは民主党が地味に調査して国会で追及したからだし、薬害肝炎訴訟問題も、5年も議論していたのを民主党が与党を追いこみ、わずか2週間で法案が成立。そのうえ、ずっと手つかずだった道路特定財源も国土交通省のムダ遣いをあきらかにし、結果的に根本から見直されることになったのである。

しかし存在感が増しているときだからこそ、民主党にそそがれる視線はどんどんきびしくなっている。寄り合い所帯のためか、党内のギクシャクした感じはよく指摘されることで、安全保障政策で小沢代表とほかの人たちの考え方が違うのもたびたび問題になってきた。なにより、前代表の前原さんが辞任に追いこまれたガセメール問題をはじめ、かんじんなときにボーンヘッドをするのが民主党のひとつの特徴だからだ。

そもそも極端にいえば、自民党だろうが民主党だろうが、あるいはほかの党だろうと、国民生活をちゃんと考えてくれれば本来どちらでもいいのだ。民主党への期待が増しているのなら、そのぶん責任も大きくなっているということなのである。


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