もしもに備えて日ごろからの備えを…

災害時徒歩帰宅訓練に参加してみた!

2008.06.19 THU

中国四川省の震災で、改めて地震の恐ろしさを実感した人も少なくないだろう。日本でも首都直下型地震や東海地震など大地震の発生が警戒されている。そんな大地震が起きたら、ビルなどの倒壊により道路が寸断されるなんて話も耳にするが、通勤時や外出時にそんな状況になったら帰宅なんてできるのだろうか? 内閣府防災担当の伊藤夏生さんに聞いてみた。

「すぐに帰宅しようとするのはとても危険です。災害発生直後は、帰宅しようとする人が集中するため、道路が混雑してかえって危険が増します。特に首都直下型地震では650万人の帰宅困難者が出ると想定されており、一斉に帰宅すると大混雑になることが予想されます。ですので、企業や自治体、学校などの施設に一時的に避難して、帰宅するタイミングをずらすなどの、分散帰宅を奨励しています」

とはいえ、分散帰宅でも、最終的には被災地の中を徒歩で帰宅することには変わりがない。そこで日頃から体力に自信のない筆者は6月7日に開催された災害時徒歩帰宅訓練に参加してみた。訓練では、スタート地点から6キロメートルを2時間半かけて歩いたが、思っていたより時間もかかるし、暑さで疲れる。これが震災で破壊された道路だとしたら、さらに疲労も時間も倍増するだろう。災害発生時に備えて、こうした訓練でチェックしておくべきポイントはどんなところなのだろうか?

「訓練時は帰宅経路、水飲み場やトイレの場所の確認をすること。さらに、備えとして職場で被災するケースもあるので、歩きやすい靴を職場に用意しておくことも大事ですね」(災害時帰宅訓練を主催した日本赤十字社企画広報係長の添田真昭さん)

普段、電車通勤をしていると徒歩で帰宅することはまずない。こうした訓練に参加できない人は、一度、会社から自宅まで歩いてみて、徒歩帰宅がどのぐらい大変なのかを体験しておくのもいいかもしれない。


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