2ちゃんねるから政府系サイトまで…

海外からの電脳攻撃!? サイバーテロの現状とは?

2008.07.18 FRI


昨年には、アメリカ国防総省のEメールシステムに何者かが侵入し、約1500件ものアカウントをオフラインにする指示を出されたという事件もあったそうだ。日本も気をつけないといかんですね。画像はアメリカ国防総省のウェブサイト
 今年、4月のある夜。日課の2ちゃんねる巡回をしていたところ、唐突にアクセスできなくなるという事態に遭遇した。のちの報道によれば、海外からのサイバー攻撃によってネットワーク障害が起こったとのこと。「すわ、サイバーテロか!?」とネット界隈では話題になったので、覚えている方も多いかもしれません。 現在の世界のシステムは、IT技術によって支えられてます。2ちゃんねるのような民間のサービスならまだしも、公共機関などの重要インフラが狙われたら一大事。さっそくサイバーテロの現状を、警察庁の広報室に聞いてみました。「今のところ、我が国においてサイバーテロは発生していません」 あら、そうなんですか。政府機関のサーバが、サイバー攻撃を受けたという話を聞きましたが。「確かに、政府機関等のサーバにサイバー攻撃が行われ、これらのサイトが一時的に閲覧困難になった事例はあります。ただ、重要インフラに重大な障害が起こらない限り、警察庁ではサイバーテロとは認識していないんです」(同) なるほど。では、広い意味での、たとえばサーバを落とすといった類のサイバーテロは、誰がどんな目的でやってるの? こちらは、ハッカージャパン編集部に聞いてみました。「一般論として、反日感情を持った他国の若い人たちが、ネットで盛り上がって攻撃してるというイメージはありますよね。まあ、日本もそういう傾向の人たちはいますから、お互い様なんですが(笑)。でも、誰が何のために攻撃しているかなんて、結局は推測の域を出ません。日本に住んでいる人が日本のサーバを攻撃しているなら、捕まえやすいんですが、海外からの攻撃だと摘発はなかなか難しいんですよ」(ハッカージャパン編集部) その手のサイバーテロって流行ってるんですか?「民間の場合、あまり公表されないので、なんともいえません。政府系のサイトは定番で狙われてますが、最近攻撃を受けたというアナウンスはないですね。ただ、重要インフラを狙うようなサイバーテロが起こる可能性に関しては、当然、セキュリティの専門家は危機意識を持っています」(同) 実際、アメリカでは、電力施設がサイバー攻撃を受けて、複数都市で停電が起こった例もあるそうだからシャレにならない。サイトの改ざんや閲覧困難も困りものだが、この程度の被害でとどめている日本は平和かもしれません。という油断がセキュリティの考え方では一番危ないらしいですけどね。

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