この15年間に首相が9人も!

次々に代わる日本の首相、外国はどう思っているの?

2008.09.25 THU



写真提供/北村大樹/アフロ
自民党総裁選が終わり、もうすぐ日本の新しい首相が選ばれる。こんどの首相はいったいどれくらい続けられるのだろうか─。思わずそう考えてしまった人も少なくないんじゃないか。

じつは、就任1年前後で辞めてしまった首相は福田さんや安倍さんだけじゃない。100日以内の短命に終わった首相は戦後4人もいるし、1年未満の首相も9人。1990年以降で考えると、2年以上続いたのは小泉さんだけで、戦後の歴代首相の在任期間は平均2年ちょっと。主要国を見わたしても、こんなに頻繁にトップが交代するのは日本ぐらいで、たとえば米国のブッシュ大統領は現在8年目、英国のブレア前首相の在任期間も10年、ロシアのプーチン前大統領も8年以上の長期政権だったのだ。

そのためか海外メディアも福田さんの辞任に驚いたり皮肉ったりと、かなり辛口の反応。外国では日本で短命政権が続くことについてどう思っているのか。『ニューズウィーク日本版』の竹田圭吾編集長はこう語る。

「フィナンシャル・タイムズやニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナルなどは、よく日本の政治について辛らつに書きますが、それはそう書けば日本のメディアが反応してとり上げるからという面もあります。外国がすべて日本の政治に批判的なわけではない。ただ、短命政権が続くことについては、驚くというよりも呆れている。もともと日本の首相で長く続いたのは、中曽根さん、小泉さん、さかのぼれば佐藤栄作さんぐらいで、それ以外の人はだいたい短命です。それを知っている外国人は驚かない。むしろ、短命かどうかより政策が重要で、内政であれ外交であれ、日本の政治が安定しないことのほうが彼らにとって困るんです」

日本の政治がとりわけ不安定になったのは、93年の「55年体制」の崩壊後。それ以降、新しい政治システムをつくることができなかったのも短命政権が続く理由のひとつといわれている。新首相が選出され、次は政権選択の総選挙。日本は安定した政治をとり戻すことができるのだろうか。


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