米大統領選の陰でも活躍!?

聞きなれない謎の仕事“選挙プランナー”とは?

2008.11.13 THU



写真提供/ロイター/アフロ
近年まれに見る盛り上がりを見せた今回の米大統領選。こういった選挙の裏では様々な人間が活躍しているという。なかでも重要な位置を占めるのが選挙プランナーだ。日本ではまだ耳慣れない職種だが、どんなことしてるの? 日本での第一人者、三浦博史氏を直撃した。

「候補者を当選させるために様々な戦略・戦術を立てるのが仕事です。演説原稿や選挙キャンペーン用広報物のチェックなど、それぞれの専門家と相談しながら全体の戦略を采配します。もちろん候補者の人間性を変えることはできませんが、その魅力を最大限に引き出し、どう伝えるかが僕たちの役目。アメリカで発達した仕事ですが、現在日本では30人ほどが活躍していると思います」

広告代理店には以前から政党の宣伝担当部署があると聞くけど、あれとの違いは?

「大雑把に言うと代理店は政党の選挙対策で、我々は候補者個人の選挙対策です。前回の参議院選では同時に3人の候補者を担当しました。皆さん当選しましたよ」(同)

で、当選したからといってそこで仕事が終わるわけではない。議員は再選してナンボだ。当選した翌日から次の選挙に向けての仕事が始まるという。政治家としてのイメージアップ、支持者への後援会報やネット戦略など、プランナーの仕事は長期にわたる。

かつて選挙といえば地盤・看板・カバンの3バンが必要で、とくにカバン(お金)のあるなしで当落が大きく左右されたというが、94年に政治改革関連法案が成立してからは選挙費用の透明化が進み、億を超えるようなお金が動くことはほとんどなくなった。それでも例えば国政選挙に立候補すればポスター、チラシ、選挙事務所、さらにウグイス嬢やその他様々な人員などの費用が最低でも1000万円は必要といわれる。とはいえ、3バンだけでは勝つのが難しくなっているのは確か。いかにして政策や人柄を伝えるかが勝負の分かれ目なのだという。そこを担うのが選挙プランナー。この存在を知れば、これまでとは違った角度で選挙戦を楽しむことができるかも。


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