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事業仕分け 漢方薬を守るためにネットユーザーが結束

2009.12.04 FRI

噂のネット事件簿


「漢方を健康保険で使えるように署名のお願い」署名サイト ※この画像はスクリーンショットです
 政府の行政刷新会議が実施した事業仕分けで、医療用漢方薬をはじめとする市販品類似薬を、保険適用外とする方向性での裁定が、先月11日に下された。この判断に反発した日本東洋医学会をはじめとする4団体が、「漢方を健康保険で使えるように署名のお願い」という電子署名サイトを開設し、署名を嘆願したことがネットでも高い関心を集めている。

 民主党は、政権政策マニフェストの「統合医療の確立ならびに推進」という項目の中で、「漢方」の推進を明記しており、事業仕分けの結果はこれに反するものとなっている。

 サイトを開設した4団体だけでなく、全国の病院が署名を呼びかけている。また、医療用漢方薬に特化した事業展開を行っているツムラは、20日に自社ホームページ上で書面を掲載。「当社のお客様相談窓口に、ご質問・ご意見や励ましのお便りを数多くいただいております」と、同社の漢方薬を支持している関係者に感謝した。

 署名は、ミニブログ「Twitter」や各種SNSなどでも関心を集めており、2ちゃんねるでも、「【緊急】事業仕分けで漢方薬が危険【署名】」というタイトルのスレッドが立てられた。「事業仕分けのせいで日本から漢方が消えようとしています。報道は一切行われず、強行決定されました。署名のご協力をお願いします」という書き込みと共に、この動きが波及。

「皮膚が荒れに荒れた時に世話になったもんだ 普段はこういう署名なんかには目もくれないが ちょっと動いてみるか」「ばーちゃんが世話になってるから署名するわ」「ただただ削減ありきのやり方が気にいらないので、署名した」などと、多くのユーザーが賛同した。

 普段は、ネット上で発生したオモシロ話題を取り上げている人気ブログ「ハム速」でも、27日にブログ運営者がこの事案を取り上げた。28日に、4万人の署名が集まったことが発表されると、ブログ運営者は「大変多くの方が見て拡散して下さってありがとうございました。(中略)最終的にどう転ぶかはわかりませんが、署名して下さったハム速読者ありがとうございました!」と、綴った。

 このネットでの運動が功を奏したのか、今月1日には約27万人分の署名が厚生労働省に提出された。なお、第二次投票は7日まで受け付けるという。

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