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「Google日本語入力」が向いている人、向いていない人

2009.12.10 THU

噂のネット事件簿


2ちゃんねる用語だろうがアニメキャラだろうが多種多様な固有名詞・慣用句を変換してくれるGoogle日本語入力に2ちゃんねらー歓喜 ※この画像はスクリーンショットです
 12月3日、グーグルが文字入力支援ツール「Google日本語入力」を公開。一気に話題となった。実際にウェブ上をクロールし続けた結果データを元に、かなり豊富な固有名詞と変換することばを先読みして提案してくれる点が注目されていた。そこで、私もさっそくインストールしてみた。

 これはいい! と原稿を書き始めた瞬間に思った。記者は芸能系の記事を書くことが多いのだが、固有名詞をバシバシと正しい名前で入力してくれるのである! 「やすだけい」と入れればキチンと「保田圭」と入れてくれる。これまでは「ほ」(変換)→「た」(変換)→「けいいち」(変換)→「一」(削除)という手順で「保田圭」を入力していた。「けいいち」と入れる理由は「圭一」がすぐに出ていたから。

 また、記者泣かせの筆頭「倖田來未」もすぐに変換してくれる! いやぁ、これは便利ですねぇ。これまではグーグルの検索窓に「こうだくみ」と入れて、検索結果として出た「倖田來未」をテキストファイルに貼り付けテキストファイルに貼り付け、そこからワープロソフトに貼り付ける、という手順を踏んできた。

 2ちゃんねるでは島田紳助のことを「伸介」と書く人が多い(「紳助」は他のIMEの候補にはない)が、これからは「紳助」とちゃんと書かれることになるわけだ。「保田圭」も「倖田來未」も「紳助」もそれほど使用頻度が高くないためわざわざ辞書登録をしていなかったが、たまに入力をせざるを得ない時に「Google日本語入力」は便利だ。

 と思っていたのも束の間。自分で記事を書くのではなく、他人の原稿を編集するにあたり、突然使い勝手が悪くなってきた。なかでも最大の理由が「文字反転→変換」ができないことだ。様々な人の原稿を編集していると、彼らは彼ら独自のスタイルで原稿を書いてくる。たとえば数字の半角/全角なども人によってどちらで書いてくるかは異なる。

1984と書かれてあると、それは1984に訂正したい。IMEの場合であれば、「1984」部分を反転させ、スペースボタンで「変換」すれば、すぐに1984が候補として出てくる。作品名は『ドラえもん』のように『』を使いたいが「」で書いてくる人も多いので修正しなくてはならない。だが、Google日本語入力の場合、スペースボタンを押すと消えてしまうため、完全に打ち直さなくてはならない。

 さらに、何かを入力し、変換をするたびに変換候補が次々と出てくるのも煩わしくなってきた。「お」と入れるだけで「お疲れ様です」が出てくると「うるせーよ! オレは『おっぱい』と入れたかったんだよ!」と思ってしまう。

 で、いったんの結論としては、現状では「変換問題」が大きいだけに、他人の文章を直す仕事をしている人には「Google日本語入力」はあまり向いていないかもしれない。ネットで色々なものを検索したり、書き込みをしたりする人にとっては使い勝手が良いだろう。

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