新春スペシャル! 伝説のネット事件簿

早打ちにエロ画像のフリーズ・・・思い出の「ネットライフ」編

2010.01.05 TUE

噂のネット事件簿


これがインターネット全盛時代の幕開けを象徴するWindows 95のスタート画面! 発売時は各地で行列ができた
 今や当たり前に、モバイルPCもあればネットカフェもあり、携帯電話からもネットの世界へアクセスできるようになった。だが、考えてほしい。たったひとまわり前の寅年(1998年)のころを振り返ってみれば、ネット界はまだまだ始まったばかりだったのだ。

 1995年にWindows 95が登場し、インターネットという言葉が一般に広まった。1997年に1000万人を突破したネット人口はその後爆発的に増え、2008年には9000万人を超えた。

 このころは家で電話回線を使ってパソコンをインターネットにつなぐという時代。何せ電話回線なので、つないでいる分だけ課金される。フォーラム(複数の人と会話をする場)では、なるべく早く書き終えようと、キーボードを打つ手はものすごく鍛えられた。ウェブサイトを見る場合は、接続時間を減らそうとし、ページが表示されるや否やすぐにテキストをコピペする、ページそのものを画像保存してしまうなど、電話料金節約のため、涙ぐましい努力をしていたのだ。

 だから「テレホーダイ」という23時から翌朝8時限定の接続し放題のサービスをネット大好き人間はこぞって契約し、23時になるや否や、ネットに接続したのだった。そして、64kbpsの「高速」を誇るISDNでネットに接続していた人々は羨望の眼差しで見られていた。

 というのも、彼らはエロサイトを快適に(今のレベルとは全然比較にならないが…)見ることができたからだ! それまでは「コンビニでね、少年ジャンプと週刊文春の間にエロ本を挟んで買うんだ、ウヒヒ」「多摩川の日野橋の下にはエロ本がよく落ちているんだよ。今度一緒に取りに行こうね」などと大変な努力をしてエロ本をゲットしていた人からすると、インターネットはエロの獲得場所を「橋の下」や「草むら」から「自宅」へ移すことを可能にした、まさに男の夢を叶える画期的なツールだったのである。
 当時エロ画像は海外のものが中心だったが、裸の女性の画像が上から少しずつダウンロードされてくるのをどきどきと待ち、結局100%ダウンロードされる前にフリーズすることも頻繁にあった。

 かくして時代は流れ、ISDNからブロードバンドへ。今やネットでエロ情報はいくらでも高速回線を経由してGETできる。情報どころか、相手とネットで「話す」こともできるし、エロサイトだって静止画像ではない、動画である!

 2010年の今、何時間つないでいても定額制。かつてのようなお金の心配はほとんどなくなった。またその昔、テキストだけの文章に味気なさを感じ、なんとかしてもっとことばのうるおいを伝えたい--そんな思いを抱いたネット住民たちの思いが顔文字となり、また「w」や、「キターーー!」(何かが出現・登場・発生した際の驚き・期待等を強調するときに使用)、「禿同」(激しく同意するの意味)などネット特有の表現を発展させてきたが、今やバラエティ豊かな絵文字を使うことで自分の表現したいイメージをより伝えやすくなってきた。そしてブログ、SNS、プロフ、アバター、ネットゲーム、ニコニコ動画、2008年からはTwitterも展開されるなど、どんどん「自分の“リアル”をリアルタイムに発信する」ツールが拡充されてきている。

 何より現在はネットワークの存在がリアルな活動のすぐそばにある時代。「炎上」や「中傷」などのネット発のネガティブな話題が出たかと思えば、「地震の被災地にカイロを送ろう!」といった心温まる話も珍しくない。そんなネット住民たちの動向からは、今年もますます目が離せない。

 web R25ネット事件簿、ネットの住人たちが盛り上がっていることを、今年もお伝えしていきます。改めまして、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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