世の中の「要するに」をクイズで学ぶ

二股交際アニマル、驚愕の性態!

2010.05.06 THU

理化学ドリル


画像提供/AFLO ヒトも動物も交尾のカタチに大した違いはないが、カンガルーやコアラなどの有袋類は、生殖器のカタチがかなり特殊(詳細は下記本文を参照)
【問1】フィリピンのルソン島で見つかった新種のオオトカゲはなんと!

A. 第三の目がある B. 尻尾が二股
C. ペニスが2つある

【解説】このオオトカゲの発見は、研究者に言わせると「前代未聞の驚き」なのだそうだ。何が研究者たちをそれほどびっくりさせたのかというと…それはペニスの数ではなくて、トカゲが見つかった「場所」。
というのも、このオオトカゲは、フィリピンのルソン島、人口密集地帯にほど近い場所に生息しているにもかかわらず、しかも体長約2mで体重10kgという大物にもかかわらず! これまでずーっと見つからないでいたからなのだ。
もちろん、昔から島に暮らしていた地元の部族の人はこのオオトカゲの存在を知っており、食べてもいたようだが(汗)、とにかく姿を見せることがなく、ひたすら果物を食べて樹上で生活しているのだそう。
で、なんで研究者が「ペニスが2つ」に驚かないか、って? 僕は初耳でしたが、は虫類はだいたい「ペニスが一対」なんだそうで…なんだか羨ましいなぁ!!

【問2】「絶倫」で名高い、生きもの界の代表選手といえば?

A. ウサギ  B. ウマ C. トナカイ

[正解] 問1:C 問2:A


竹内 薫 たけうち・かおる 1960年東京生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。マギール大学大学院博士課程修了(専攻は「超ひも理論」)。科学誌『Nature』などの翻訳も手がけるサイエンスライターであり、ミステリー作家としても活躍する。著書に『理系バカと文系バカ』(PHP新書)、『宇宙のかけら』(講談社)など多数

愛のカタチは、ひとつじゃないのだ



ルソン島で発見されたオオトカゲだけでなく、は虫類はだいたい生殖器が一対、つまり2つあるんだそうで、それはメスも同じ。だからヘビなんかだと、時には1匹のメスにオス2匹が挿入して絡み合うという、めくるめくエロ妄想が広がってしまうような状況も…じゃあ、1対1の交尾なら2本のペニスを同時に使うのか、というとそうではなく、やっぱり片方ずつ使うそうだ。
ちなみに、ヘビやトカゲといった有鱗目(読んで字のごとく、ウロコがあるは虫類)のペニスはヒトのペニスとは構造が全く違う。普段はオスの体内で袋状になって収納されていて、交尾の際は、まるで靴下が裏返しになるような感じで突出するという。そして精子は陰茎の中を通るのではなく、精溝という溝を伝ってメスの体内に送られるのだとか。だからヘビやトカゲのモノは「陰茎」とは呼ばず、半陰茎とか交尾針というんだって(ウロコのないワニやカメはヒトと同じ構造の陰茎を持つ)。
しかし! ペニスが2つ、くらいで驚いてちゃいけない。モノは1本だけど亀頭が2つに分かれた「双頭のペニス」を持つ驚きの生きものがいる。コアラをはじめとする有袋類はペニスが途中から分かれて二股になっているのだ! 双頭の亀頭なんて、これまた妄想をかき立てられますなぁ。可愛い顔して、なんてモノを持ってるんだ! ちなみにメスの体内の方も二股になっています。ちゃんと入れるのが大変そうな気がしてなりませんけど…余計なお世話?
雌雄同体のミミズなんてのは、その辺りがなんとも楽そう。彼らには性器がなく、そのかわり、気に入った相手と出会うと、ゼリー状の物質で「愛の巣」を作り、その中で絡み合いながらお互いに卵が含まれた液を出し、精子を交換し合う…もう、どこもかしこもヌルヌル、ああ、めくるめく倒錯の世界。

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト