本場の値段、ハウマッチ!

第7回 一杯のラーメン。中国での価格は?

2010.07.14 WED

本場の値段、ハウマッチ!


中国語でラーメンは『拉麺』と書く。これは日本語に直訳すると“引っ張って作る麺”という意味に。つまり、中国ではラーメンは料理の名前ではなく、写真のように職人さんが引っ張って作った麺(麺の種類)ということになるそう 画像提供/川上ひろみ

中国のラーメン=日本の牛丼!?



もはや日本の国民食といっても過言ではないラーメンの起源は中国の麺料理。麺を主食とする中国でのラーメン1杯の価格を、中国でフリーマガジンを発行している「チャイナ・コンシェルジュ」の営業企画部マネージャー川上ひろみさんに伺った。

「日本人がイメージするラーメンは、厳密にいうと中国にはありません。日本のラーメンと形状が似ている細長い麺を使った麺料理は『麺条』といわれており、北京や上海などにある道端の屋台や小さな食堂なら1杯5~12元(約65円~156円)、レストランなら20元~(約260円~)で食べることができますよ」

1杯65円と聞くとかなり安いように思えますが、中国の貨幣価値は日本の8倍に値するそう。つまり、1杯5元なら日本人にとっては8倍の40元(520円)。ってことは、中国でラーメン1杯の価格は日本での感覚とほぼ同じ?

「諸説ありますが価格の面でいうとそうですね。ただ、麺条そのものに対する感覚でいうと異なります。中国人にとって麺条は、日本人にとっての白いごはんと同じ感覚。なので、屋台などで1杯5元の麺を食べることは、日本人が吉野屋や松屋で牛丼の並を食べるような感覚と同じなんです。とはいえ、1杯20元以上もするようなものはごちそうの部類に入りますが」 へぇ~。ちなみに、中国で日本式のラーメンを食べることはできますか?

「北京や上海のような大都市には日本料理店があるので、そこで食べることができます。ほかにも、味千ラーメンのようなラーメンチェーン店も都市部にはたくさんあり、ここでは1杯20元前後で食べることができます」

え? 味千ラーメンがあるんですか?

「中国全土ですでに300店舗を展開しているんですよ。80年代後半から始まった、マクドナルドやケンタッキーなどの外資系飲食チェーンによる中国進出を機に、中国でも徐々にチェーン外食が浸透し始め、現在では外資系はもちろん、中国国内の外食企業も積極的な事業展開を進めています。外食産業は中国政府の推奨産業なので、過去18年間2桁成長を続けており、2009年の外食産業の市場規模は約1兆8000万元(約23兆4000億円)、2010年には2兆元(約26兆円)を突破すると予測されているんです」

日本では、1997年に過去最高の売上高29兆702億円を記録して以来、緩やかに縮小し続けている外食産業。ちなみに2009年は前年比の2.3%減の23兆9156億円だったそう。

昨今の中国の好景気は、そういった外食産業の活性化とも関係しているのかもしれませんな。 本場での値段を知りたいモノなどありましたら、投稿ボタンからリクエストおねがいします

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