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機密文書公開サイトWikiLeaksが存続の危機?

2010.08.24 TUE

噂のネット事件簿


アフガン戦争に関する資料などのほか、最近では死亡事故が発生したドイツの大規模野外音楽イベント「ラブパレード」に関する資料も公開されている ※この画像はスクリーンショットです
機密文書を公開する告発サイト「WikiLeaks」周辺がかなり騒がしい。

WikiLeaksは、ハッカー集団に所属していた過去を持つオーストラリア人のジュリアン・アサンジ氏を中心に2006年に設立された。政府や企業による非倫理的な行為の暴露を目的に、世界中から機密文書を集め、公開するサイトだ。今年7月にはアフガニスタン戦争に関するアメリカ政府や軍の資料約7万5000点を公開し、さらに1万5000点を近々公開すると発表していた。

そんななかスウェーデン当局は8月20日、アサンジ氏に対して婦女暴行などの容疑で逮捕状を発行した。8月中旬にスウェーデン滞在中の同氏が2人の女性に性的暴行を働いたという容疑のものだったが、翌21日に検察当局は同氏に疑いはないと判断し、すぐさま逮捕状を取り下げている。

サーバーの一部をスウェーデンに置くWikiLeaksは、協力関係にある「The Swedish Pirate Party(スウェーデン海賊党)」という政党に新規サーバーのホスティングを委託している。婦女暴行事件が起きたとされるのは、アサンジ氏がこの政党との協定を結ぶべくストックホルムを訪れた時だという。

ちなみに、この逮捕状が発行される数日前、一部ニュースサイトでは「アメリカ政府がアサンジ氏の過去の犯罪に関する調査を始めるよう各国当局に働きかけている」という情報が出回っていた。そんな妙なタイミングでの逮捕状発行について、アサンジ氏はツイッターで「容疑はまったく根拠のないもの。これはWikiLeaksの活動に対する深刻な妨害だ」とコメントしている。

ことの真相は明らかではないが、WikiLeaks周辺が相当に騒がしくなっているのは間違いない。WikiLeaksが希代の告発サイトとして活動し続けられるのか、はたまたなんらかの力によって潰されてしまうのか、今後の動向に注目だ。

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