毛のフシギ探偵事務所

第9回 “毛自体”が病気になることってあるの?

2011.01.19 WED

毛のフシギ探偵事務所


枝毛や切れ毛になってしまった髪はカットするしかないのだそう。好みのヘアースタイルを楽しむためにも髪の健康に気を使わないとですな。 ※この画像はイメージです 画像提供:KAORU / PIXTA(pixta.jp)

肉眼でわかる髪の毛の病気アレコレ



人体を構成するパーツにもかかわらず、毛自体は切ってもたたいても痛みもかゆみも一切感じない。それゆえ、毛自体が何かしらの病気にかかっていても気付かないことが多いのだそう。調べてみると髪にも様々な病気がある様子。そこで、皮膚臨床薬理研究所の代表取締役・北澤秀子さんに伺った。

「肉眼で症状がわかる髪の病気に『結節性裂毛症(けっせつせいれつもうしょう)』『ヘアキャスト』『連珠毛(れんじゅもう)』『黄菌毛』が挙げられます。『結節性裂毛症』は毛が乾燥することによって起こる病気で、毛のところどころに節のようなふくらみができ、この部分から毛が折れていき、放っておくと切れ毛や枝毛だらけになってしまいます。大気が乾燥する冬場は特になりやすいので、トリートメントなどで保湿してください。十分に保湿すれば自然と治りますよ」

ブリーチやストレートパーマもこの『結節性裂毛症』を引き起こす原因に。また、長い髪ほどなりやすいそうなので、長髪の方はご注意を。さて、その他3つの症状とは?

「『ヘアキャスト』とは、頭皮の角質と皮脂が混ざってできた白いマカロニ状のかたまりが、髪の毛の周りにくっついている状態のこと。ひっつめ髪など、髪がつよく引っ張られた状態を続けるとなってしまうのですが、髪自体に悪影響を及ぼすことはないので、そこまで神経質にならなくて大丈夫です」 髪をひっつめた状態にしている人すべてがなるわけではないのだそう。この病気も髪を引っ張ることをやめれば、自然と治るんですって。

「また、『連珠毛』は、2~5ミリ程度の間隔で毛がふくらみ、数珠のような状態になる病気です。これは髪だけでなく、眉毛やまつ毛、陰毛など全身の硬毛にも生じます。この状態になると、毛が切れやすくなったり、時には皮膚が萎縮し脱毛しやすくなったりすることもあるんです。ただ、これは遺伝的なものなので予防策などがないんですよ」

そんな先天的な病気もあるのか…。

「最後、『黄菌毛』ですが、これは毛の表面に放線菌という繊維状の菌が寄生する病気で、毛に白や黄色の粉が着いたように見えます。髪に寄生する場合もありますが、この菌は湿気の多いところを好むので陰毛やワキ毛に寄生することが多いです。特殊な薬で治すしかないので、かかった際は皮膚科に要相談です」

なるほど。ざっと4つほど紹介しましたが、先天的な髪の病気以外に関しては、どれもまずは清潔な状態を保ち、日頃からケアを怠らないことが発症を防ぐベスト策なのだそう。髪は美しいに限りますからね。肌や肉体のお手入れ同様、いたわってあげましょう。 「毛」にまつわる疑問、質問、お便りなどありましたら右下の投稿ボタンからおねがいします

毛のフシギ探偵事務所の記事一覧はこちら

取材協力・関連リンク

注目記事ピックアップ

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト