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エジプトのネット遮断で世界中が知恵絞り始める

2011.02.02 WED

噂のネット事件簿


金谷氏の依頼ツイート。孫社長からの返事は「やりましょう。エジプトからのSMS無料。エジプトにいる皆様の御無事祈っています。 @yukinegyさん達、頑張って下さい」というもの ※この画像はサイトのスクリーンショットです
緊張が続いているエジプトでは、エジプト政府のデモ対策により、全土においてインターネットが遮断されているという。1月29日から政府によりプロバイダーに遮断要請が出され、1日、すべてのインターネット回線が停止。旅行会社など現地に拠点をもつ企業のツイッターやブログ、ニュースサイトは軒並み28日で更新がストップしている。

そんななか、現地から情報発信しているのは『ALJAZEERA』(アルジャジーラ)。1日現在、英語版ニュースおよびツイッターは更新され続けている。『WIRED JAPAN』が報じたところによると、記者らは電話による報道を続けており、今後も取材活動を継続するとのこと。

また、インターネット上で表現の自由をめざす組織『Telecomix News Agency』のツイートによると、「ウェブの使用が制限されても、活動家たちはアマチュア無線を使用してエジプトからモールス信号によるメッセージを受け取っている」という。

さらに、エジプト国外にある企業からも、なんとかしてエジプト国内の情報発信を助けようとする動きが活発になってきている。31日には、米グーグル社がツイッター社と連携し、電話回線でツイッターに投稿できるサービス「speak2tweet」を発表。所定の電話番号に電話をかけ音声を吹き込むと、#egyptのハッシュタグ付きで音声メッセージの再生ページへのリンクが投稿できる。投稿されたメッセージは、ツイッターのほか、所定の電話番号に電話をかけて聞くこともできるといい、1日13時現在@speak2tweetのフォロワーは4000人を超えている。

日本では、1日朝にはソフトバンク・孫正義社長がエジプトからのショートメッセージサービス(SMS:電話番号で送受信をおこなう文字メッセージサービス。海外からだと、通常1通100円、送信する側に課金される)を無料にする意思を表明した。これは、31日、大阪大学の研究者・金谷一朗氏が孫社長に「邦人もまだ多数残されております.SMS料金の引き下げをご検討頂けないでしょうか」と依頼したツイートにこたえたもの。金谷氏は現在、「ギザ在住の考古学者河江肖剰(@yukinegy)が現地情報をiPhoneにてSMSで私宛に送り私がツイートしております」という。エジプトではインターネットと国内のSMSは遮断されているが、日本から持ち込んだ携帯電話などでは使用できている様子とのことだ。

海外でもエジプトの反政府デモを支援する動きが広がるなど、エジプトのデモの影響はあらゆるところへ波及している。

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