噛むごとに口の中にしっかりと広がる味わい!

甘~い肉? 千葉生まれの新銘柄“いもぶた”初体験!

2011.07.05 TUE


「豚組しゃぶ庵」では、しゃぶしゃぶでありながら、やや厚めのスライスで肉本来の味を堪能できる
千葉県で生まれた銘柄豚いもぶた。おもにトウモロコシなどを餌にする一般の豚と違い、サツマイモやタピオカなどのいも類を与えて飼育するいもぶたは、なんと言ってもその甘みが特徴! 誕生から数年で全国に広がり、海外にも月1トン程度輸出しているとか。

これは実際に食べて、その甘みを体験するしかない! ということで、都内でいもぶた料理を食べられるお店に行ってきた。

まず訪れたのは、六本木の「豚組しゃぶ庵」。こちらは25種以上の銘柄豚を扱うしゃぶしゃぶ専門店で、やや厚めのスライスにより肉本来の味を堪能できる肉好きのためのお店。さっそく、いもぶたを湯にくぐらせ、何もつけずに肉だけで食べてみる。すると、噛むごとに口の中にしっかりと広がる味わい。「甘い」という評判にも納得。ただ、それ以上に驚いたのは、とにかくあっさりしていること。「甘い」という言葉から、かなりジューシーなものを連想していたけど、決してクドくない。

「口に入れた途端に脂が溶けるのがいもぶたの良さですね。そのため脂の残りを感じにくく、サラッと食べられるんですよ」

そう答えてくれたのは、同店のシニアマネージャー・國吉貴之さん。しつこさがなく、食べ放題コースでも人気が高いのだとか。

「さっぱりしていながらも、肉本来の甘みがしっかり伝わってくる。そのバランスの良さこそ、いもぶたの魅力だと思います」(同)

なお、系列店の「とんかつ西麻布 豚組」では、いもぶたのカツを食べることもできる。

次に足を運んだのは「いろり家 東銀座店」。こちらの居酒屋は、千葉県旭市の農家から直送でいもぶたを仕入れており、その日の在庫に合わせて様々ないもぶた料理を出してくれる。この日は角煮と厚切り肩ロースの味噌漬け炙りをいただいた。先ほどのしゃぶしゃぶとは違い、事前に味付けされているのだが、いもぶたの風味はちゃんと残っている。

「いもぶたは、脂の甘みがしっかりしていてコクが深いですよね。なので味付けは軽めにして、肉そのものの良さを生かすよう心がけています」

料理長の種本光明さんも、その味わいを気に入っている様子。いもぶたは肉質が良く味の染み込みが早いため、味付けの加減が腕の見せ所とのこと。

「火加減さえ間違えなければ、焼いて塩コショウをかけるだけでも十分おいしいと思いますよ。肉らしさがありながら、臭みや油っぽさを感じないので、みんなが親しめる味ですね」(種本さん)

甘みたっぷりでも、クドくない。この程良いバランスこそが、いもぶたの魅力ではないだろうか。
(河合力)

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