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pixiv騒動「けいおん」デザイナーも心痛を吐露

2011.07.29 FRI

噂のネット事件簿


現在pixivに投稿されている“現代アート”作品 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
イラスト投稿サイト「pixiv」で、人気アニメ『けいおん!』のイラストがコラージュされネット上で騒動をよんでいる。

というのも、『カオス*ラウンジ』というグループが、「現代アート」として元のイラストに手を加えたものをpixivに公開。そのコラージュの仕方がすさまじく、イラストの上に画材をひっかけたり、切り刻んだ跡もあるなど、およそ愛情が感じられない状況に、デザイナーがついにツイッターで心境を吐露したのだ。@akemi8py_kanaya 氏が26日、

「件のPixiv騒動の発端になった変な人たち、私がデザインしたけいおんのCDジャケットを勝手にプリントして水ぶっかけてぐちゃぐちゃにして、その上何の関係もないのに自分たちのサイン入れてるって…なんなの…人のことをバカにするにも程がある…。・゜・(ノД`)・゜・。」

と投稿すると、そのコラージュされたイラストを見た人たちの間で「これはひどい」と騒動になった。

そもそも「pixiv騒動」とは今年5月に、現代アート作家集団『カオス*ラウンジ』に所属する梅沢和木氏がpixiv上で発表したコラージュ作品が発端。あるユーザーが、pixivに投稿された著作権侵害の疑いがある作品の制作者について、梅沢氏含め他複数ユーザーを運営側に報告したところ、梅沢氏のものだけ削除されなかったのだ。そのため、「pixivでは“現代アート”というタグさえつけていればコラージュ有りなのか」とばかりに、コラージュ作品を投稿するユーザーが続出。すると、『カオス*ラウンジ』以外のものは次々にアカウントが停止される事態となったため、ネットユーザーたちはpixivの運営方針に不信感を抱き、pixiv側がカオスラウンジをひいきにしているのではないか? と懐疑的になったもの。

ネット上では、著作権についての議論もさることながら、そのコラージュの仕方に

「現代アートおよびカオスラウンジについては傍観してようと思ったが、どうしてもこれだけは許せなかった。人が何時間もかけて描いて賞とった作品を切り貼りするとか、許せない」
「コレマジで気分悪いわ・・・」

と不快感をあらわす人が多数。当のpixiv側は、27日になって、公式サイトで騒動を謝罪。そして、「『カオス*ラウンジ』という団体及び所属員が、弊社・弊社役員及び社員と関係している、または制作・展示に協力しているという事実は一切ございません。『カオス*ラウンジ』はpixivのユーザーが中心となって結成された団体であり、イベント・雑誌等で弊社と共に紹介されたことはありましたが、活動には一切関わりがありません」と同社とカオス*ラウンジは関わりがないことを強調した。

一方、pixivの運営方針に対し違和感をもったユーザーたちが移動しているのか、「TINAMI」や「PiXA」など、pixiv以外のイラスト投稿サイトのユーザー数が急増している。「TINAMI」は25日の新規登録者が普段の平均の50倍、「PiXA」は26日の新規登録者が通常のなんと100倍とのことだ。

表現の自由と著作権、アートと模倣…。その境目を見極めるのは困難かもしれないが、ネット上では元となりうるアニメ作品のファンは多い。今回は、ソーシャルメディアを運営する上での難しさを表した一件となった。

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