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Facebookが東京でカンファレンス オープングラフがカギ

2011.10.13 THU

噂のネット事件簿


f8 Tokyo 2011の会場の様子。当時のカンファレンスの内容は、多くの参加者によってFacebookやツイッターでも実況されていた
9月末に米サンフランシスコで行われたFacebookの開発者向けカンファレンス「f8」の日本版となる「f8 Tokyo 2011」が10月10日、東京・目黒のCLASKAで開催された。

Facebook本社から多くの技術者が来日して行われたこのカンファレンス。アメリカの本社でのf8開催後、サテライト版を世界各国で開催するという初の試みの一環ということもあり、注目度も高く、参加定員200人のところ600人以上もの応募があったという。具体的にウェブの開発者がメインで、デモを中心に終始技術的な話が進んでいった。

今回のカンファレンスで重要なキーワードとなったのは「オープングラフ」だ。オープングラフとは、ユーザーの様々な行動を情報として自動的に発信し、それをほかのユーザーと共有するという機能。ユーザーは、オープングラフに対応したアプリを通じて、音楽を聴く、動画を観る、サイトを訪問する、どこかへ移動する、などの行動をすると、その情報が自動的にFacebook内のニュースフィードやティッカーと呼ばれる“簡易掲示板”風のボックスに表示されるのだ。

オープングラフ対応アプリの開発は、いままで以上にシンプルなものとなっているという。もちろん、多少の専門的な知識は必要だが、カンファレンスではたった3分程度でアプリを完成させるデモンストレーションも行われており、アプリ開発のハードルが確実に下がったといえそうだ。

もうひとつ今回のカンファレンスで注目を浴びたのが、「タイムライン」という新しいプロフィールページだ。これは、自分に関する画像や動画、リンクなどを、時系列に合わせて表示するもので、いわばFacebook上で描く“自分史”というわけだ。このタイムラインでも、オープングラフ対応アプリによる情報を表示することが可能で、リアルタイムで自分史が更新されていくことになる。

外部のオンラインサービスでは、音楽ストリーミングの「Spotify」(日本はサービス対象地域外)、ランニングデータを共有する「NIKE+」などがオープングラフに対応する予定。また、日本国内のサービスでは「COOKPAD」がオープングラフに対応することも明らかになった。そのほか、主にオープングラフに関連するものとして、ゲームアプリをオープングラフに対応させることでハイスコアやゲームの達成情報を共有するアイデアや、写真や位置情報とリンクした情報を共有できるモバイル専用アプリのデモなども公開された。

オープングラフの導入で、これまで以上に細かなユーザー情報の共有と、濃密なコミュニケーションを実現しようとするFacebook。今回のカンファレンスでは、Facebookの描く新たなソーシャルメディアの形を見ることができた。

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