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アップル対サムスンの訴訟合戦 完全に泥沼化

2011.10.21 FRI

噂のネット事件簿


サムスン社から発売中のタブレット「GALAXY Tab」。これがiPadに似ているかどうか、司法はどう判断するのか? ※この画像はサイトのスクリーンショットです
14日にAppleから発売されたiPhone4Sは、わずか3日で全世界の売り上げが400万台を超える大ヒットとなっているが、そのAppleと韓国・サムスン社とのスマートフォンおよびタブレット端末を巡る訴訟合戦が泥沼化。両社の争いは、さながら“全面戦争”の様相を呈している。

この争いは、今年4月にAppleがサムスンに対し、「サムスン社のスマートフォンがiPhoneを模倣している」として訴えたことから始まったもの。Appleは、「サムスンの『GALAXY』シリーズの携帯電話やタブレット端末が、同社のiPhoneやiPadに酷似している」として、特許侵害と販売停止を訴えた。

すると、サムスン側がAppleを逆提訴し、Appleは訴訟の対象となる機種を追加するなど、たがいに「ウチの技術が盗まれた」と主張する訴訟合戦は完全に泥沼化。現時点では、オランダ、オーストラリア、ドイツなどで、いずれもApple側の主張が認められ、今月初めにはサムスン側からの和解提案をAppleが拒否するなど、サムスンが若干苦しい立場に追い込まれている。

この争いがさらに注目を集めているのは、両社は部品供給において極めて緊密な関係にあるという点。実際、昨年度Appleはサムスンから4000億円以上の部品を購入しており、仮に両社が決別した場合、それまでサムスンが供給していた部品を日本メーカーが受注する可能性もあり得る。

19日には、米Apple本社でスティーブ・ジョブズ氏の追悼式が行われ、参列したサムスンの李社長とAppleのクックCEOが会談の席を設けたが、両社長から訴訟合戦終結のコメントは発表されなかった。日本にとっても決して“対岸の火事”ではない訴訟合戦は、まだしばらく続きそうだ。

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