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漫画家有志 アプリ・電子書籍で震災チャリティーコミック

2011.11.25 FRI

噂のネット事件簿


漫画家へのギャラはなく、必要経費以外はすべて義援金となる ※この画像はサイトのスクリーンショットです
東日本大震災で被災した人たちを支援しようと、有志の漫画家たちが立ち上がり、チャリティーコミック「僕らの漫画」をiPhoneアプリと電子書籍で販売している。僕らの漫画制作委員会によると、企画は震災翌日に開始。「自分たち漫画家にも、なにかできないか」「急がなくていい。支援は長期戦になる」「じっくり読切を描いて沢山の読者に届けよう」などの思いを共有した漫画家と編集者がツイッター上で出会い、メンバーが構成されたという。

現在第2弾までが公開されており、さそうあきら、信濃川日出雄、とり・みき、ねむようこ、三宅乱丈、ヤマシタトモコら18名の作品がiPhone、iPad用アプリおよびebookJapanで販売中だ。

公式サイトでは、これまでに発売されたそれぞれの作品が紹介されており、作者が作品に込めた思いや震災時の気持ちなども寄せている。

例えば信濃川日出雄氏(『僕らの未来はスカートの中』)は、

「十数年前、帰る場所を失い
孤独の中でもがいていた自分を救ってくれたのが
漫画でした。
いまプロという立場で漫画を描けることを誇りに思います。
未来を担う少年少女たちに、
いまだ青春を引きずる若者たちに、
ぜひとも軽い気持ちで読んでもらいたい。
だって、漫画だから。漫画なんてそんなもんです。
いっときでも日常を忘れて楽しんでくれたら。
そして少しでも元気になってもらえたら。
その想いで描きました。」

と若い世代へのエールが含まれたメッセージを送り、さそうあきら氏(『ダンのこと』)は、

「この漫画は未完成なコドモです。
震災直後のもやもやとした気持ちを引きずったまま、ずるずると漫画を描いてしまいました。
迷い、曇り、失望、落胆・・・そんな『今の自分』がそのまま漫画になってしまったと思います。」

とコメント。

制作委員会によると、今年の末ごろには、第1弾~第3弾までの全ての作品を再編し、1冊~数冊の同人誌として発売する予定とのこと。必要経費を除いた収益を、東日本大震災復興のための義援金として寄付する。

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