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東大講義 ネットで聴いてみる?

2012.02.09 THU

噂のネット事件簿


2005年に行われた小柴氏の講義。同大学のこれまでの動画と異なるのは、コメント欄の追加だ ※この画像はサイトのスクリーンショットです
6日、東京大学は、インターネットで特別講義を一般開放するシステム「理想の教科書(Todai-eTEXT)」を開発したと発表した。同大学が進める「知の開放」の一環で、第1弾として、ノーベル賞受賞者・小柴昌俊東京大学名誉教授らの講義を公開している。

同システムでは、ビデオ撮影された講義を見ながら、画面に表示される関連資料や概要を読むことができるほか、聴講者がコメントや質問を書き込むことも可能。

東大は、以前よりネット配信に積極的だ。2010年8月には、iTunes Storeの教育コンテンツコーナー「iTunes U」において同大学の講義などの無料配信を開始。また「UTオープンコースウェア」と題されたサイトでも「エキゾティック超伝導」といった専門的なものから、「国境なき数学-ことばを越えて社会とともに」「多彩な物質の世界−宇宙から地球への遙かなる旅−」などの講義シラバスや資料が公開されている。

また、動画という点でも「TODAI TV」で公開講座、各種のイベントの講演などを配信しているほか、昨年11月末から今年1月にかけては「がんに関するコミュニケーション」と題して東京大学で行われている授業をビデオ収録し、ネットで公開する取り組みも行った。講義内容は「がん検診は必要か?必要ならどう勧奨するか?」「がんインターネット情報は信じられるか?」など親しみやすいものが多く、様々なゲストを迎えてで行われ、Facebookの「いいね!」が2000以上つくなど人気を博した。

さて、前述の「理想の教科書」を実際に見てみると、右半分に動画が表示され、さらにその右には利用者同士が意見を書き込めるカラムが配置されている。左半分には講義の目次となる見出しと講義で話されている内容がテキスト表示されるという設計だ。

ネットには、「面白そう」「こういう試みを進めることで、他大の生徒が優良な授業を学外で学ぶことができるし、他学部の面白い授業を知ることもできる。もちろん社会人が学ぶにも」と歓迎する声があがっている。「まだ講義数が少ない」という声もあるが、今後の拡充への期待が高いことの表われともいえそうである。

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