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政府公式動画 誰も観ていない?

2012.02.28 TUE

噂のネット事件簿


2月23日午後3時の時点で、かろうじて再生回数300回を超えた野田首相によるメッセージ動画。26日までに再生回数は7450回まで増えた ※この画像はサイトのスクリーンショットです
再生回数の多い動画がネット上で話題になることは珍しくないが、逆に再生回数が少ないことで話題になっている動画がある。いったいどんな動画かといえば、日本政府の公式動画だ。

この動画の存在を指摘したのは、2月23日の読売新聞。YouTubeに投稿された、野田佳彦首相による社会保障と税の一体改革についてのメッセージ動画が、公開から約4日経っても再生回数が300回に届いていないと報じたのだ。

『総理ビデオメッセージ「社会保障と税の一体改革について」』というタイトルのその動画は、首相官邸の公式チャンネルが公開したもの。一般ユーザーが人知れずアップした動画であればこの再生回数でもおかしくないが、政府の公式動画となればさすがに寂しい数字だ。しかしながら、2ちゃんねるでの意見は辛らつで、

「見る価値もないだろ」
「そんな動画の存在に気付かないのがふつう」
「たぶんこういうことを言ってるんだろうなってのが想像できる
そんなの見るなら他の面白い動画みたほうが有意義だわ」

などと、“観る気なし”との意見が多数派だった。

23日以降の再生回数を調べてみると、読売新聞の報道の効果もあってか、26日の午後11時ごろの時点で7450回まで伸びている。とはいえ、YouTubeの首相官邸公式チャンネルでアップされたそのほかの動画の再生回数を見ると(2月26日午後11時時点、『』内動画タイトル)、

『野田内閣総理大臣施政方針演説その1―平成24年1月24日』
→再生回数63回(1月31日アップ)

『内閣総理大臣記者会見―平成24年2月10日(ハイライト)』
→再生回数55回(2月12日アップ)

『第2回 大雪対策に関する関係閣僚会議―平成24年2月21日』
→再生回数11回(2月23日アップ)

などと、100回に満たない動画も多く、残念ながらほとんど観られていないといっても過言ではない状況だ。

ちなみに、アメリカ・ホワイトハウスの公式チャンネルからアップされている動画の再生回数はこんな感じ。

『Weekly Address: An All-Of-The-Above Approach to American Energy(和訳 週刊演説:アメリカのエネルギー対策に万策尽くす)』
→再生回数1万5738回(2月25日アップ)

『President Obama Speaks at the National Museum of African American History and Culture Groundbreaking(和訳 アフリカン・アメリカンの歴史と文化の国立博物館着工に際してのオバマ大統領のコメント)』
→再生回数4360回(2月22日アップ)

『Weekly Address: Continuing to Strengthen American Manufacturing(和訳 週刊演説:アメリカ製造業の継続的な強化について)』
→再生回数4万8292回(2月18日アップ)

かなりバラつきはあるが、アップから数週間経っても再生回数100回以下などという動画はまず見当たらない。

もちろん、誘導元に差があるうえ、動画の内容によっても注目度が変わってくるので、単純に他国と比較することはできないが、日本政府の公式動画の再生回数はあまりにも少ない。国民に対するアピールの方法について、もっと研究する必要がありそうだ。

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