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SNSではより「賢く」「先進的」なもの共有

2012.02.29 WED

噂のネット事件簿


フォロー数はゼロにもかかわらずフォロワー数は4万超えと大人気 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
アメリカのユーザー参加型ニュースサイト『Digg』が24日、Facebookのタイムラインで共有された記事と、実際に読まれた記事の比較について発表した。それをまとめると、「タイムラインで共有されるのは、まさに同僚などと一緒に参加するパーティでの会話に近く、議論を呼びそうな政治や宗教のネタは避けている」「エンタメや政治について、実際は読まれているにもかかわらず、タイムライン上ではあまり共有されていない」という。

25日、テクノロジーメディア「TechCrunch」が、このDiggの調査結果を紹介し、「人びとは自分をスマート(頭がいい)に見せたい、ヒップ(ナウい)に、ファニー(おもしろい人)に見せたいと思ってテク系のニュースや、めずらしいコンテンツを共有するけど、罪の意識を感じるエンタテイメントや、喧嘩になりそうな政治的話題は、自分だけのものにしておく」と分析すると、Twitterなどを中心に日本でも話題になった。

昨年11月、日本の25歳から34歳の男性社会人を対象にSNSの利用について調査した、M1・F1総研のデータでも同じような傾向が見受けられる。「SNSユーザーたちの『リアル』とは…?」と題された調査によると、SNSユーザー(特にコア層)たちの、「自分をどのように見せているか?」では、「知性的」「情報に敏感」「忙しそう」といった「ちょっと先を走っている」ような自分のイメージを作ろうとしている傾向が見られる結果になったことが報告されている。

SNSでのこういった傾向について、コンデナスト・デジタルのカントリーマネージャー・田端信太郎氏はツイッター上で「ジャズ喫茶理論」としたことがある。これは、ジャズ喫茶において、人々が「自分をセンスがある人と見せたいから本当に聞きたい曲ではなく、センスが良いと思われる曲をリクエストする」というのに通じるというもの。例えば、ソーシャルメディアで様々なコンテンツを紹介する際、エロネタやB級ネタを紹介するのではなく、センスが良いと思われる記事や、なぜか英語の記事を紹介することを指す。

実名のソーシャルメディアが普及すればするほど、ネット上でも、本音より、世間体を意識した建前の行動を取るのかもしれない。

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