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被災地のストリートビュー2倍に

2012.03.05 MON

噂のネット事件簿


福島県相馬市周辺のストリートビュー。周囲に建物はまったく見当たらず、地平線が広がっている ※この画像はサイトのスクリーンショットです
東日本大震災の記憶をとどめるための活動として、被災地のストリートビューを公開しているGoogleは、2月29日にその公開範囲を大幅に拡大し、これまでの約2倍のエリアの画像がネット上で見られるようになった。

新たに加わったのは、福島県石川郡玉川村、東白川郡矢祭町2町村を含む6県 47 市町村。主に福島県相馬市周辺、岩手県宮古市周辺の沿岸部、青森県八戸市周辺などを中心に公開範囲が拡大している。また、いまなお半径20km圏内の一般市民の立ち入りが禁止されている福島第一原子力発電所周辺については、公開されていない。

福島県相馬市周辺海岸付近のストリートビューを見てみると、道路は土に覆われた状態で、あたりにいくつか建物の土台部分が見えているのみだ。建物はまったく見えず、大地がただ広がっているという状況に、津波による被害の甚大さを再確認させられる。

さらにGoogleは、被災地の商店を支援する活動として「おみせフォト」の撮影も実施した。これは店内の様子を360度の写真で見ることのできるサービスで、岩手県、宮城県、秋田県、青森県、福島県の店や旅館など、数百店舗が公開されている。また、ストリートビューのスペシャルコレクションには、昨年世界遺産に登録された岩手県平泉の無量光院跡、毛越寺、中尊寺、金鶏山が、新たに加わった。

今回の公開エリア拡大によって、着々と復興へ向かっていく地域を確認できる一方で、様々な事情により復興が進まない地域もあるという現実が浮き彫りになったといえる。震災から1年近くが経ってもなお、本当の復興を成し遂げるには、まだまだ時間がかかるということを痛感させられるが、同時に被災地への継続的な支援の必要性を改めて実感させられる画像といえそうだ。

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