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検索予測裁判「法が追いついてない?」

2012.03.28 WED

噂のネット事件簿


プライバシーを侵害したとして日本人男性から表示差し止めを求められたGoogleの「サジェスト機能」。「R25」で検索しようとすると「アプリ」「媒体資料」「cafe」「android」などの第2検索ワードが表示される ※この画像はサイトのスクリーンショットです
検索サイト『Google』の「サジェスト機能」をめぐった裁判が大きな話題となっている。

「サジェスト機能」とは、Googleで検索する際、ワードを入力している途中で、予測文字や頻繁に検索されている第2検索ワードなどが自動的に表示される機能だ。この機能について日本人男性がプライバシーを侵害されたとして、米Googleにサジェスト機能の差し止めを求める仮処分申請をしたところ、東京地裁が3月19日付でその申請を認める決定をした。しかし、米Googleは「日本の法律で規制されない」と、差し止めを拒否している。

毎日新聞などの報道によると、その男性の本名を検索すると犯罪行為を連想させる単語が検索候補として表示されたとのことだ。さらに、その検索結果にあるサイトに飛ぶと、男性を中傷する記事があったという。

男性は、思い当たる節がないのに当時の勤務先で退職に追いやられ、その後の就職活動もなぜかうまくいかないことが多かったという。そこで調査会社に調査を依頼したところ、ネット上に1万件以上の中傷記事があることが発覚。そして、サジェスト機能でそれらにたどり着くことが判明したという。

Googleの日本法人は「削除権限は米法人にしかない」と主張。米Googleは「単語を並べただけではプライバシー侵害に当たらない」として、表示差し止めを拒否した。

この裁判についてネット住民たちはどう考えているのだろうか。2ちゃんねるの関連スレッドでは、

「法律が全然実態においつてねえな」(原文ママ)
「検索予測はやっぱり怖いよな
先入観を植え付けてしまう」
「確かに関連ワードのせいでいらんことを広く知らしめる結果になってるな」
「有名人なんか(編集部註:第2検索ワードが)酷いことになってるよな。
あー、一般人で良かった」

などの意見が寄せられており、以前から問題視していた人もいたようだ。

インターネットの普及によって、プライバシーに関する問題の新たな火種となった「サジェスト機能」。今後、何らかの対策が必要になるかもしれない。

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