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違法ダウンロードで懲役の可能性

2012.06.26 TUE

噂のネット事件簿


パソコンで音楽を聴いたり、DVDを見たりするのは一般的になっているが、視聴スタイルがこの改正案が今後どのように影響するか
6月20日、著作権法の一部改正案が可決・成立し、違法ダウンロードには懲役2年以下または200万円以下の罰金が科せられることになった。これまでとは何がどう変わったのだろうか? 今回の改正案についてまとめてみよう。

今回可決された改正案は、2010年に施行された、いわゆる「ダウンロード違法化」条項に刑事罰が科せられるようになったもの。2010年に施行された改正案は、「違法コンテンツをアップロードした人」だけでなく、「違法アップロードされたコンテンツを違法アップロードと知りながらダウンロードした人」も違法とするものだったが、同法には罰則が設けられていなかった。

今回の改正はすなわち、「違法にアップロードした人」と「違法アップロードと知りながらダウンロードした人」両方が、刑事罰の対象になるということ。また、今回の改正案により、コピーガードがついた市販DVDやゲームソフトのデータをパソコンなどに取り込む「リッピング」も違法行為になったため、自分が買った市販DVDなどのコピーガードを解除して複製するのも違法になった(リッピングに関しては罰則はなし)。

今回の改正案には当初、刑事罰は盛り込まれていなかった。しかし、音楽業界からの要望を受け、6月15日に自民・公明両党が刑事罰導入案を提出。文部科学委員会は各方面の識者を委員会に招いて議論を重ね、「音楽CDの売り上げ減少は違法ダウンロードのせい」「刑事罰への導入より先にユーザーへの周知徹底が先」と、刑事罰導入には賛否の意見が登場したが、結果的に修正案の提出からわずか5日間で、本改正案は可決された。採決の結果は、賛成221、反対12と、圧倒的多数だった。

この改正案決定に対するネット上の反響は大きく、このニュースを伝えた「ITmediaニュース」の記事は4000人以上がツイート。また、2ちゃんねる「ニュース速報+」板に立てられた「著作権法の改正案、参議院の文部科学委員会で可決」というスレッドには、

「正規品を買っている正直者が馬鹿を見る世の中の是正に賛成だばー」(原文ママ)
「これでやっと割れ(編集部註:違法ダウンロードのこと)撲滅の第一歩と言う感じだな
ネットがどんどん良くなっていく」

という賛成論と、

「拾った画像を2ちゃんに貼ることもできなくなりそう」
「DVdのリッピングが駄目ってどういうことだよ 自分で買ったのもやったら逮捕か」(原文ママ)

という反対論の双方が登場している。また、わずか5日間で改正案が成立したことに対する不満や不信の声も多かった。同法は10月1日から施行される予定だ。

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