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ネット上の発信 一体どうすれば?

2012.08.23 THU

噂のネット事件簿


あなたはROM専? 発信者?
8月19日、ニュースサイト「Sankei Biz」に、「意見発信しない『ROM専』たち 高度情報化社会の『矛盾』」という記事が掲載され、ネットユーザーの間で波紋が広がっている。

同記事が独自に行ったアンケート結果によると、社会に問題意識を抱きながらも、実際に何らかの手段を用いて意見を発信したいけどしていない・しようと思わない人が、少なくないという。この結果を踏まえ、今の若者にとって「生きづらい」社会なのではないかと分析している。若者の生きづらさをテーマに執筆活動を行うジャーナリストの渋井哲也氏は、記事のなかで意見を言えずにいる「ROM専」と呼ばれる若者たちが「知識がなく自分の意見を発信できない」のではないかと指摘。

ここでいう「ROM」とは「Read Only Member」という和製英語の略。つまりROM専は「情報を得るだけで、発信しない」という人を指す。ネット社会で、検索も情報発信も容易にできるようになった。“ROM専”となる若者について「意見があってもそれを発信することに意味を見いだすことができない」「情報収集は自らするが、意見の発信までは踏み出さない」としたこの記事に対し、2ちゃんねる・ニュース速報+板「【社会】 ネットで自分の意見を言わない若者『ROM専』…取り残されていく人々」というスレッドが立てられた。ネット住民たちの様子を見ると、まずROMという単語について

「なんかロム専って言葉ひさびさに聞いた。懐かしいw」
「こりゃまた懐かしい言葉が出てきたなー」

と反応している。そもそもこの単語は、“パソコン通信”初期からネット上では使われていた言葉で「ROMっていましたが、初めてレスします」など、“これまでちゃんと読んでいましたよ”というアピールのために使っていた。今でも、掲示板に立てられているスレッドに途中から参加し、“その場”の空気を読まない発言をするユーザーには「半年ROMれ」(しばらく読むだけに徹し、余計な投稿をしないこと)と指摘するネットスラングとして使われ、ROMそのものは特に“発言に消極的な人”という位置づけではない。同スレッドでは

「読んでいればROM専といわれ、何かいえばネトウヨといわれ…」
「短絡的に書き込むバカよりROMのほうが賢いだろ」
「2chなんて便所の落書きだと思って、適当な事書いて、適当に受け流せばいいんだよ」

等々、“ROM”ではない人が意見を書き込んでいるほか、またツイッター上でも「ことさらに若者の発信率の低さしか取り上げてないが、お年寄りは若者以上に発信してるのか?」など、戸惑いの声が多発している。とはいえ、改めて“発信”ということについて考えさせられた人もいる、ということはいえそうだ。

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