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名作が無料の青空文庫が来年は豊作

2012.12.17 MON

噂のネット事件簿


公開されている作品は作家別、作品別、ジャンル別などで検索が可能。縦組みで読むこともできる ※この画像はサイトのスクリーンショットです
電子書籍が徐々に利用者を増やすなか、ユーザーに重宝されているのが、著作権が切れた文学作品を集めて公開しているサイト「青空文庫」。来年は多くの著名作家が死後50年を迎えるため、「青空文庫」の“当たり年”になりそうだ。

青空文庫は、著作権が消滅した作品および、著作権をもつ者が「自由に読んでもらってかまわない」とした作品をダウンロードすることができる“インターネットの図書館”。著作権は基本的に著作者の死後50年で切れるため、すでに夏目漱石、芥川竜之介、宮沢賢治など日本文学史上に残る名作家や、エドガー・アラン・ポオ、モーパッサン、ユーゴー、カフカといった世界的作家の文学作品が公開されており、そのほか哲学、歴史、社会科学、自然科学、芸術・美術など、合計1万3000点以上の作品が公開されている。

まとめサイト「NAVERまとめ」には、「2013年から青空文庫で読める?著作権切れ作家まとめ」というまとめが作成されており、それによると2013年は吉川英治、室生犀星、柳田國男らが青空文庫入りする予定に。具体的には『三国志』や『宮本武蔵』(吉川英治)、『あにいもうと』(室生犀星)、『遠野物語』(柳田國男)などの著書が、新たにラインナップに名を連ねると、青空文庫の呼びかけ人である富田倫生氏が発表している。

ネット上では重宝されている青空文庫だが、その著作権の考え方について話題になることも多い。12月10日には、富田氏が「青空文庫便り」と題し、ツイッターで、海外で著作権の保護期間を延ばす動きがあること、日本でもそれに倣う可能性があること、TPP参加により保護期間延長があり得ることを発表している。このやりとりをまとめたツイッターまとめサイト「Togetter」の記事には、

「青皿文庫には感謝しかない。応援したい」(原文ママ)
「先人が残した仕事を広く自由にアクセスできるようにすること。しかも無償で。それはとても大事なことだと思う」
「これは必読ですよ。著作権興味なかろうが読んだ方が良い」

と、約500件のツイートが寄せられており(12月14日現在)、富田氏の動きを支持する声が多かった。改めて青空文庫に注目が集まっている。

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