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“いい話”にツイッターで批判殺到

2013.04.18 THU

噂のネット事件簿


話の真偽にかかわらず、不幸なバイク事故の減少は誰もが願うことだろう
ツイッターやフェイスブックでは、ユーザーやbotアカウントによって“いい話”が投稿され、その話が他のユーザーたちの感動を呼んで広く拡散することが頻繁にある。しかし、2013年4月にツイッターで拡散された「バイク事故に遭ったカップルの話」には、「感動できない」という批判の声が多く集まっている。

その話は、あるカップルがバイクに2人乗りしていた際に、彼女が「スピードが速いよ。スピード落として!!」とお願いするところから始まる。減速をお願いする彼女に彼氏は、「愛してる」と言ってくれたらスピードを落とすと言い、そのほかにも「強く抱きしめさせる」「彼氏がかぶっているヘルメットを彼女がかぶる」など、減速するための条件を付けた。

なぜそのような条件をつけたかというと、話のなかでは、そのバイクのブレーキは彼女に減速をお願いされる前から効かなくなっており、彼女のことを守るために彼氏はヘルメットを渡したと説明。そして、彼氏は最後に彼女からの愛の言葉や抱擁を欲したとも書かれている。

これが実際に起きたことなのかどうかは分からないが、彼氏は自分を犠牲に彼女を助け、亡くなったようだ。4月14日の18時頃からツイッターで拡散されはじめたこの話は、

「大切な人のために自分を犠牲にできる優しい人になりたいと感じました」
「最後の最後まで。彼女の事を守ったんだね… すごいょすごい泣 感動です」
「ほんとに胸が苦しくなりました。ないちゃいました。勇気がないひとは絶対できないことだなって彼氏さんすごいなって思いました」

などのコメントとともに、序盤は感動する“いい話”として出回った。

しかし、拡散されたことによって話を目にするユーザーは増え、その評価は一変する。ツイッター上には、

「でも、彼女ははじめ、ノーヘルだったってことだよね?」
「そもそもブレーキ効かないにしても、ギアをローに落としてアクセル回さなきゃスピードは勝手に落ちる件」
「泣ける系の話、意外と素直に感動したりする人なんだけど、バイクがうんぬんの話は何がいい話なのか全くわからないよ」
「感動を誘いたいならもっとましな話作ってね」(※すべて原文ママ)

など、話に矛盾点や道交法違反の記述があることから、「感動できない」とする声が噴出した。そうした否定的な立場のユーザーはあっという間に多数派となり、「作り話だ」という指摘も多く書き込まれている。

SNS上で“いい話”が広まるという事例では最近、フェイスブック上で出回った「志村けんとビートたけしの美談」が、たけし軍団に属する芸人・グレート義太夫によってすぐに“デマ”だと否定される出来事があったばかり。

今後もこのような“いい話”は頻繁に拡散されるだろう。しかし、どんな話でも注意深く真偽を確かめることが必要なようだ。

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