上海万博が始まるけど…

開催国の決定、種類…。万博の謎

2013.11.08 FRI


日本館の愛称は、「紫蚕島(かいこじま)」。 エココントロールなどの最新技術を採用したパビリオンだ
上海万博は、5月1日に開幕、10月31日まで行われる。中国では2年前の北京オリンピックも成功に終わり、いまや上海万博で大盛り上がり。オープニングセレモニーの入場券は定価の3倍もの高値で流通しているらしい。まさにお祭り騒ぎといった感があるが、そもそも万博って、いつから、何のために開催されているのか?

万博(正式名称「国際博覧会」)の歴史は今から160年もさかのぼる。記念すべき第1回の万博は、1851年にイギリスのロンドンで開催された。当時、ヨーロッパでは産業革命を背景に新産業が続々と芽ばえ、万博はその見本市として回を重ねていく。各国は国力を誇示するかのように規模を競い合い、第4回のパリ万博では開催を記念して、あのエッフェル塔が建設された。ちなみに、第1回万博開催時の日本はいまだ江戸時代だ。

その後、万博は微妙に形を変えながらも綿々と続き、現在では、国際博覧会条約という国際条約をもとに、博覧会国際事務局という機関が加盟国代表者による多数決で万博開催国を決めている。また、その種類は、大規模で総合的な「登録博覧会」とより専門的な内容で規模に制限がつく「認定博覧会」と大きく分けて2種類。この分類は1988年の条約改定により決まったものだが、今回の上海万博は、条約改定後、初の「登録博」として開催される。そして5年後の2015年にはイタリア、ミラノでの開催が決まっている。

とにもかくにも差し迫った、気になる上海万博のテーマは「より良い都市、より良い生活」。日本館の出展テーマは「こころの和・わざの和」だ。日本文化を伝える展示に加え、トヨタ自動車が開発している二足歩行のロボットがバイオリンを弾いたり、パナソニックによるリビングの壁がテレビと一体化した「ライフウオール」など、日本の技術力を活かした展示が特徴となっている。

そう遠くない上海、これを機に一度足を運んでみては?
(本折浩之/東京ピストル)

※この記事は2010年04月に取材・掲載した記事です

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