昇進、SNSもストレスに?

2013年ストレス棚卸しチェック

2013.12.20 FRI


遊びや旅行もいいが、新年を前に、たまにはじっくりストレスとの向き合い方について考えてみては? イラスト/山中正大
2013年も、間もなく終わり。「いろんなことがあった…」と、一年を振り返りたくなる時期だが、今年起きた出来事がどのくらい自分のストレスになっているか、なかなかわかりにくいもの…。

ストレスを数値で知れたらいいのに。そう思う人もいるかもしれないが、実は1967年にアメリカの心理学者ホームズ氏とラー氏が「ストレスマグニチュード」というものを開発している。日常生活のライフイベントをもとに、ストレスを数値化した評価尺度だ。

しかし、開発された時代と現代の時代観が大きく異なることや、国によってワークスタイルは当然異なるため、その数値がそのまま参考になるわけではない。そこで、『部下をうつにしない上司の教科書』などの著書を持つ精神科医・作家の奥田弘美氏監修のもと、ライフイベントとストレスを再数値化してみた。高いものから紹介しよう。

【高いストレス要因】
□入院するほどの病気やケガ -60ポイント
□残業が月80時間以上 -50ポイント
□リストラ -50ポイント
□失恋 -50ポイント
□ペットの喪失 -40ポイント

1位の入院は身体的なストレスの結果ともいえそうだが、休職や退院後の不安など、付帯する精神的ストレスも侮れない。また、恒常化する長時間残業やリストラも、やはり大きなストレス要因。ペットロスという言葉があるように、愛する動物の死別もかなりの数字になっている。続いて、中程度のストレス要因は…。

【中程度ストレス要因】
□会社の業績悪化 -30ポイント
□継続的な休日出勤 -30ポイント
□部署異動 -30ポイント
□昇進による責任の増減 -30ポイント
□身の丈以上の借金 -30ポイント
□引っ越し -30ポイント
□職場に新メンバーが加入 -20ポイント
□職場の人間トラブル -20ポイント

引っ越しは、新しい環境への変化に楽しい感情を抱く人も少なくないだろう。しかし、ワクワクする気持ちがストレスに押し勝っているだけであり、慣れない環境へ順応する間はストレスがかかるものだと奥田先生。旅行にも同様のことがいえるという。また、一般的にはいいこととされる昇進だが、責任も増えるもの。期待に応えようと張り切る気持ちも、ストレスにつながりやすいのだ。続いては、ちょっと意外なストレス要因。

【こんなこともストレスに?】
□SNS上でのトラブル -30ポイント
□ゲーム・SNSへの依存 -20ポイント
□IT機器の長引くトラブル -20ポイント
□病院で治療していない身体の不調 -20ポイント
□ランチを食べない日が続く -20ポイント
□変化のない生活 -10ポイント

夜中にSNSを頻繁に更新している人なども見かけることがあるが、なかなか寝付けないのか、はたまた寝ずに仕事をしているのか…。SNS更新がストレスのはけ口になっている可能性は高いだろう。未治療の身体の不調や長引くIT機器のトラブルなど、解消できる物事をおろそかしているという状況は、仕事が忙しいか、精神的な余裕がない結果。「いつかやらなきゃ…でもできない」という感情が、ストレスになっている。

あなたはいくつ当てはまっただろうか? 足し上げたポイントの数値が低い人ほど要注意! 自分を振り返り、日々の過ごし方をゆったり見直す年末を過ごしてみてほしい。

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