名前について調べてみたら…/第1回

普通の名前が海外では珍名に?

2014.02.19 WED


ちなみに明治安田生命調べの名前のランキングで女性の6位「リコ」は、スペイン語、ポルトガル語でともに「トゥリコ」と似た発音の言葉があり、「裕福・豊富」を指すみたい。行く予定がなくとも、良い意味だと得した気分になる? ※写真はイメージです 画像提供:IS2/PIXTA
ドイツでは「コウタ」が「ウンコ」という意味になるらしい…

ドイツ帰りの友人にそんな話を聞いた。まさか、と思いつつちょっと調べてみたところ、実際、どうやらコウタは、ドイツ語のKOT(コウト)に発音が似ているようで、その意味するところは、やはりウンコになってしまうみたい。もしかして似たような例がほかもあるかもしれないと思い専門家に聞いてみることにしました。

「日本ではありふれた名前が、海外では予想外の意味をもってしまうことがあります。コウタは、ほかにもイギリス英語ではクーターという発音と似ていて、それは女性のアソコを意味するんですよ」

こう教えてくれたのは、日本語でつけた名前が、他の言語でどのような意味になるかを調査する会社、ネミンズの小林雅弘さん。最近は、今後より進むであろうグローバル化を見越して、「この名前、海外で変な意味にならないかしら?」と、命名前に調査を依頼してくるケースが増えているらしい。

では、ほかにはどんな例があるのだろう? 明治安田生命が発表した2011年名前の読み方ベスト10を参考に質問したところ次のような回答が…。

「男子の名前の1位にあるハルトは、その音がアラビア語では“ハリト”に聞こえ『彼に疲れた』という意味になり、ヒンドゥー語では“ハルタ”『泥棒』になっちゃいます。ちなみに英語で似た綴りとなるhaltは、『停止』という意味ですね」

加えて、同ランキング2位のユウトは、イタリア語では“シユト”で「鼻」、ヒンドゥー語では“ユウト”で「群れ」の意味になるらしい。さらには同ランキングで、近年、上位に入っているユウキは、ドイツ語で“ユク”「かゆみ」、英語で“ヤキ”が「不快な」となったり、同じく人気のある名前のひとつ、ユウマはアラビア語で“ユマ”「お母さん」、ヒンドゥー語ではなんと、“ヤマ”「死神」になってしまったりする。どうやら日本語の名前はヒンドゥー語だとネガティブな意味に変換されてしまうことが多いようだ。

「もし海外では変な意味にとられる可能性がある名前だったとしても、それはせっかく親からもらった宝物。胸を張って大事にしたいものですね」と小林さん。反対に外国の方の名前でも、日本語のつもりで聞きとると変に感じることってありますよね。うっかり笑って失礼にならないように、注意しなくちゃ。

(川上 光寿)

※この記事は2012年2月に取材・掲載した記事です

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