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W杯海外サポがゴミ拾いしない理由

2014.06.19 THU

噂のネット事件簿


タイトルに入っている「デスマーチ」というワードは、過酷な労働環境を表す言葉として使われるものだ ※この画像はサイトのスクリーンショットです
日本時間6月15日に行われたFIFAワールドカップ・ブラジル大会の日本対コートジボワール戦の試合後、応援する日本代表が負けた後にもかかわらず、日本人サポーターたちがスタジアムのゴミ拾いをして帰っていったことが、日本国内、そして海外のネットユーザーから称賛されている。

そんななか、日本のネット上では、この出来事を違う角度から見たコラム記事も話題だ。

それは、ビジネス系ニュースサイト「WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)」で6月17日に掲載された記事「日本でデスマーチが発生する理由とW杯コートジボアール戦のゴミ拾いの関係」。この記事は、イタリアやイギリスでの職務経験があり、ツイッターでは「めいろま@May_roma」というアカウント名でも知られる筆者の谷本真由美氏が、自身の海外経験に基づいてサポーターの行動を分析した記事だ。

谷本氏は、ゴミ拾いをしていったサポーターの行動を「日本人として大変誇らしく思えるエピソード」としたうえで、自身がイタリアにいた時にボリビア人同僚とイタリア人同僚に「よかれと思ってやったが注意されたこと」を紹介している。

谷本氏はイタリアに住み始めた頃、日本にいた時のように、ゴミは持ち帰り、セルフサービスの店では自分で食器を下げていたそうだが、同僚から、「他人の仕事を奪ってはいけない。ゴミ拾いや食器を下げることは担当者がやること。客がやることではない。仕事は作らなくちゃいけないんだよ」(原文ママ)と言われたそうだ。また、同じくイタリアにいた時に、同僚の仕事を親切心から手伝ったところ、「仕事を奪うな」とこっぴどく叱られたこともあったとのこと。

このような事例を紹介したうえで谷本氏は最後、「負けた試合でもスタジアムで暴れず、ゴミを拾ってかえる様な日本のファンのマナーの良さは世界から絶賛されるべきことです。しかし、他の国の人々がなぜゴミを拾わないのかというのにも理由があるわけです」(原文ママ)とまとめている。

この記事の反響は非常に大きく、公開から1日となる6月18日17時時点で約3400ツイートされ、Facebookでは約2900の「いいね!」を集めている。

記事を読んだユーザーの反応は様々で、ツイッターでは、

「これ私もオーストラリアにいた時注意された」
「一時的な日本人のゴミ拾いでは仕事は無くならない。余計なお世話」
「ゴミの量で清掃員の人数等が変化しないんだからゴミを拾う事で仕事を奪うことにはならないんですが」

など、記事の内容に対して賛否両論ともいえそうな反応があがっている。感じるところは人それぞれだが、日本人にはなかなかできない発想で今回の出来事を見た同記事は、ユーザーの思案を促すきっかけになったようだ。

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