暑さ対策は千差万別

獣医に聞く! 真夏の動物トリビア

2014.08.10 SUN


オランウータンは「森の哲人」と言われるだけあって、とても賢いという。ちなみにモルモットはペットボトルを凍らせたものを小屋に入れると、みんな近寄っていくんだそう。カワイイ!
この時期はペットも夏バテ気味――そんな話を聞くことがある。確かに暑さがしんどいのは動物たちも同じはず。そこで気になるのが、炎天下にさらされる動物園の動物だ。彼らはどうやって暑さをしのいでいるのか? 動物園で勤務していた経験もある五十三次どうぶつ病院の院長、北澤功先生に聞いてみました!

「暑い時期は基本的にみんなへばってますが、水浴びなんかをして涼んでる動物もたくさんいますよ。なかでもニホンザルは見ていて面白いですね。みんなサル山の上から、水に飛び込んで遊ぶんです。大きな氷の塊を入れると奪い合ってケンカになったりもしますから」

なんだか人間の子供と同じようですね。ほかに夏ならではの行動を取る動物は?

「アフリカの砂漠にいるジリスというリス科の動物は、尻尾がすごく大きいので、暑いときは日傘代わりにするんです。それと似たようなところで、オランウータンは麻でできた袋を与えると、頭から被って日除けにして、ハンモックに揺られながら寝ていたりしますよ」

“帽子”を被って日除けをしながら午睡を楽しむ…これまた人間のようだ。このほか、カンガルーが仰向けになって寝るのも、実は暑さ対策だという。

「土を掘って、少しでも冷たい場所を作り、冷たい土に体を付けて体を冷やしてるんです」

さらに、もともと暑い国で暮らす動物には、体の構造自体に「暑さ対策」が組み込まれているものも。たとえば、ラクダにあるコブは、夏は断熱材になり、コブで熱を吸収して体温を上げないようにしているという。

そして最後に北澤先生から、とっておきの情報が。ニホンジカやたぬきなどの日本産の動物は春に出産シーズンを迎えるため7、8月が一番可愛い時期なんだそう。涼しい家もいいけれど、暑い場所に出かけても楽しいことがいっぱい。ぜひ夏特有の動物の愛らしい姿を見に行ってみて!
(中村未来/清談社)

※この記事は2013年8月に取材・掲載した記事です

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト