突然の涙には生理学的な理由があった!

女性が「泣きやすい時期」の法則

2014.10.16 THU


女性の涙は意外すぎるシチュエーションで訪れる…。メンタルヘルスケアをマネジメントする「セロトニンDojo」代表の有田先生に対処法を聞いてみました。彼女との会話中、雲行きが怪しくなってきたら思い出せ!(イラスト/谷口菜津子)
突然の女性の涙を前に、理由がわからず困惑した経験がある男性は多いのでは? 女性である筆者の立場からしても、実はうまく説明ができないもの…。そこで、東邦大学医学部名誉教授の有田秀穂氏に聞いてみたところ、女性は男性に比べて“泣きやすい時期”があるのだという。

「妊娠可能性が高い排卵期になると、女性の体内には女性ホルモンであるエストロゲン量が増加します。すると脳機能が活発化し、感情的になったり泣きやすくなったりする傾向が見られます。一方、男性のホルモン量は常にほぼ一定。男性が“女性が流す突然の涙”を理解できないのは、この差が原因でしょう」

では、いざ女性が涙したとき、男性はどう対応するのが正解なのか…? 脳科学的な見地から解説をもらった。

「人は男女ともに、涙を流すとリラックス状態で働く副交感神経が活発になります。その結果、心拍数と呼吸は落ち着き、脳はリセット状態に。いわば、涙はストレスを自浄する癒やしのプロセスなのです。ですから、脳科学的には女性が突然泣き出したときは、言葉にできないストレスを涙として外に出すことにより落ち着きを取り戻そうとしていると考えるのが自然です。

ところが男性は、女性の涙の謎に混乱するあまり『オレ、悪いことした?』などと、論理的な説明を求めがち。女性が泣いている最中は、それが彼女なりのストレス解消の時間だということを理解して、そっと見守るべきなのです」

では泣き止んだあと、先生ならどんなフォローを入れますか?

「泣き止んだあとは、女性も冷静さを取り戻しますから、涙の理由を聞いたり、話し合うならこのとき。もしここで彼女が『あの涙のことは、もういいの』というなら、それ以上言及しないのも男の優しさでしょう」

さすが、女心をわかってらっしゃる…! 「女性の涙は無言で見守る」、これが正解だといえそうです。

(中村朝紗子)

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