恋人間での「ピンポン感染」にも要注意!

「梅毒」8割増の原因と対策は?

2014.10.13 MON


性病検査は、基本的に問診と尿検査、血液検査で行われる。恥ずかしがらずに済みそうだ
厚生労働省エイズ動向委員会の調査によると、国内のHIV感染者およびAIDS患者の合計は、2012年の1449件に比べ、2013年は1590件と増加傾向にあるという。さらに、国立感染症研究所の発表では、昔の病気といわれていたはずの「梅毒」も、毎年600~700件で推移していたが、2013年には1200件超と約1.8倍に急増しているんだとか。なぜ、性病患者が増えているのか?

「まだ増加傾向が見えてきた段階なので、詳しい原因は定かではありませんが、不特定多数との性行為や男性の風俗店通いなどが関係していると考えられます。特に、20~30代男性はもっとも盛んな年代でもあるため、感染しやすいといえます」

そう教えてくれたのは、あおぞらクリニック新橋院院長の内田千秋先生。まさに僕らの年代じゃないですか! 予防法ってないのでしょうか?

「コンドームなどの避妊グッズの使用が予防につながります。ただ、クラミジアなどは尿道や膣だけでなく、喉に菌を保有していることもあるので、オーラルセックスでうつる可能性もあります。ですから、最大の性病対策といえるのは“定期的な検査”。性病は自覚症状がない場合が多いので検査は重要ですね」

なるほど。無意識のうちに、自分が人にうつしている可能性もあるのか…。

「そうですね。恋人や夫婦のどちらかが感染していると、互いにうつし合い、どちらかが治りかけても性交渉でまたうつしてしまう『ピンポン感染』に発展する場合も。また、性病は母子感染し、赤ちゃんが白内障を引き起こす危険性もあるので、結婚や出産を考えているカップルは検査を受けることをオススメします。当院では、カップル専用の『ブライダルチェック』もありますよ」

確かに、将来を考えたら検討の価値はありそうだ。ところで、「ブライダルチェック」って何?

「男女ともに尿検査や血液検査で、すべての性病を調べる精密検査です。当院の場合、結果が出るまでに1週間程度かかりますが、結果はウェブサイトにアップされるため、再来院の必要はありません。ただ、性行為から日が経たずに検査をしても正しい結果が出にくいので、性行為から1カ月~1カ月半ほど空けて、受けに来てほしいです」

ちなみに、検査は5万円程度で受けられるそう。性病検査というと少し行きづらいが、彼女や将来の家族のためを考えたら、詳しく調べておいて損はない…!
(有竹亮介/verb)

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