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将棋ソフト対羽生名人 一旦お預け

2014.11.05 WED

噂のネット事件簿


最強の将棋ソフトを決める将棋電王トーナメント。上位入賞ソフトは来年プロ棋士と対局 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
将棋ソフト「ponanza」の開発者の山本一成氏が、クラウドファンディングでお金を集め、羽生善治名人と戦うというアイデアを提示。将棋ファンの間で、「人間対コンピューター」の最終決戦への期待と反発の声があがっている。

山本氏は、最強の将棋ソフトを決める「第2回将棋電王トーナメント」(11月1~3日開催)を前にした10月29日、「羽生善治名人と戦いたい」というブログ記事を公開。「せっかくここまで来たのですから名人と戦いたいです」と述べた。

山本氏が開発した「ponanza」は、現役のプロ棋士に史上初めて公式に勝利し話題となった将棋ソフト。2013年開催のソフト同士が対局する「第1回将棋電王トーナメント」で優勝し「初代電王」に輝くと、コンピューターとプロ棋士とで争われる5対5の「第3回電王戦」では、“大将格”にあたる屋敷伸之九段を撃破した、最強といわれる将棋ソフトの一つだ。そして山本氏は、「クラウドファンディングをして名人と戦う道を模索しようと考えてます」と述べた。

こうした発言の背景には、プロ棋士とコンピューターが団体で戦う電王戦は2015年が最後で、それ以降は「プロ棋士と将棋ソフトがペアを組む」という方式が予定されていることがあげられる。また、過去の電王戦は現役プロ棋士のタイトルホルダーが出場していないため、客観的に見ても「人間側が完全に負けた」とは断定しがたい。

クラウドファンディングを募るというアイデアに対し、ツイッターユーザーからは

「みたいよね」
「見たいような見たくないような」
「クラウドファンディングって、そんな。羽生さんに失礼ではないか?」
「将棋連盟と羽生氏にはまったくメリットのない願望だな」
「最強コンピューターと羽生名人の対戦なんて全く興味ない」

など賛否両論の声があがった。ところが、「ponanza」は「第2回将棋電王トーナメント」の決勝で「AWAKE」に敗退。これを受け、山本氏は11月3日夜、「クラウドファンディングは諦めます」とブログを更新。かくして“最終対決”はお預けとなった。

山本氏は「もっとPonanzaを強くして、また機会があれば挑戦したいです」とも述べ、将来的には対戦したい構えを見せている。実現すれば、注目を集めること間違いなしの対局だったが、それが流れたことについて、ツイッターユーザーからは、「ちょっとホッとした」という声も寄せられた。

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