ネット界の“旬”なニュースをお届け!

「パクツイにも配慮を」議論白熱

2014.12.09 TUE

噂のネット事件簿


Twitterに画像などの作品を投稿することは「スラム街での商売」? ※この画像はサイトのスクリーンショットです
他人のツイートをパクって自分のツイッターアカウントでつぶやく「パクリツイート(パクツイ)」がしばしば物議を醸すなか、「パクツイをやめさせよう」というネットユーザーと、「パクツイの存在意義を認めよ」というネットユーザーがツイッター上で議論し、話題を集めている。

ツイッターには元の発言をそのまま引用する「リツイート」という機能があるほか、元ツイートの一部または全部をコピペする「非公式リツイート」と呼ばれるツイートを行うことも可能だ。しかし一部には、“元ネタ”を一切明示することなく、他人のツイートを、自分で考えたものかのようにツイートするユーザーもおり、なかにはパクリツイートばかりを自動で発信してアカウントへのアクセス数を稼ごうと目論むユーザーも存在。そういったアカウント(=パクツイbot)の保有者の一部には、広告収入で収益を上げているものもいる。

そんななか、パクツイbotの撲滅を目指す「パクツイBOTスレイヤー」なるツイッターユーザーが、「フォロワー40万人超の無断転載BOT『吹き出す画像@fukidasu_gazou』の凍結に成功しました。応援感謝です」「ドーモ。『吹き出す画像』に続き、フォロワー約17万人・ワロスBOT @wwww__BOT_wwの凍結を確認しました」などと複数のパクツイbotをアカウント凍結に追い込んだと投稿。ツイッターユーザーたちから称賛を集めた。

これに対し、「面白いユーザーを知らない人たちがbotを通して面白いユーザーの存在を知るという一面があると思います」という声が寄せられる。その人物は、

「無断転載には狭いコミュニティを抜け出して広く新規層を取り入れることができる」
「もし仮に無断転載botの全排斥が完了したら新しくツイッターを始める人たちはどうやって面白い人を見つければ良いのですか」

と、パクツイbotを擁護。また、別の人物はツイッターを「スラム街」と形容し、「盗用されるのはある程度仕方ないと思います」と主張した。これに対し先述の「パクツイBOTスレイヤー」は、

「多くの元作者の感情を非常にそこなっている」
「もし、便利な盗人がいなくなったからといってツイッター村から人が離れるというなら大変結構」
「今まさにやってるのがその『盗られない努力』なので」

と反論。

この一連のやりとりはツイッターまとめサイト「Togetter」でまとめられ、ツイッターユーザーからは、

「パクツイBOTスレイヤーがんばれw」
「面白いものというのは自分で探し出すものなのだ」
「盗品美術館には価値があるから警察は捜査しないでくれって言う人がいるのか」
「なにこの『万引きを楽しんでる人にも配慮してください』みたいなご意見ご感想‥‥」

と、“パクツイ撲滅支持派”からのコメントがある一方で

「何でもかんでも正義の名のもとに粛清するのはどうかと思った」
「その論法だとねずみ小僧が撒いた小判を有り難く頂戴する庶民の立場が無くなる件」

と、“それでもパクツイを擁護する意見”も登場している状況だ。イラストなど、創作性が認められるツイートをパクッた場合著作権侵害にあたる事もあるが、パクリに罪悪感を覚えないネットユーザーは、まだまだ少なくないようだ。

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト