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ヤマトのメール便廃止にオタク心配

2015.01.26 MON

噂のネット事件簿


クロネコメール便を3月いっぱいで廃止するヤマト運輸。公式サイトでも大きく告知している ※この画像はサイトのスクリーンショットです
ヤマト運輸が2015年3月31日の受付分をもって「クロネコメール便」のサービスを終了すると発表し、ネットユーザーたちの間で大きな話題となっている。

「クロネコメール便」は、カタログやパンフレットといった冊子・書類を宛先のポストなどに届けるサービス。通常の宅配便が対面での手渡しで届けているのに対し、メール便は自宅ポストに配達するしくみだ。

不在時でも受け取ることができる便利なサービスだが、実はメール便で送ると罪に問われてしまうものがある。それが「信書」だ。

信書とは、一般的な手紙やはがき、取引先に送る請求書など「特定の受取人に対し、差出人が意思を表示したり、事実を通知したりする文書」のことで、郵便法では日本郵便のみが送達できることとなっている。ところが、どの文書が信書にあたるかについて総務省のガイドラインがあるものの基準が曖昧で、差出人がメール便で送った文書が信書に該当してしまい、差出人・運送事業者ともに郵便法違反の容疑で取り調べを受けるというケースが発生しているのだ。

上記のとおり、信書をメール便で送った場合、運送事業者だけでなく差出人も罪に問われる。そこでヤマト運輸は利用者のリスク回避を目的にメール便の終了を決めたという。

この決定について、多くのネットユーザーが困惑している様子。特に悲鳴を上げているのが、アニメや漫画のファンだ。ツイッターではこんな意見が多く投稿されていた。

「メール便の値上げだか廃止だかで大好きな同人作家さんが自家通販止めようかどうかみたいになってる………
高い送料上乗せでもいいので通販止めないでぇ…………」
「クロネコメール便廃止なんですね、世の中の同人誌自家通販文化がすたれやしないか心配」
「そして個人的には同人通販の発送がコンビニからのメール便でできなくなったことに頭を抱えるのですよ…。今のところ引き合いがないから良いけど、こうなったら全部データで電子出版ですか…時代だなぁ…」

「自家通販」とは、同人サークルや同人作家が業者を使わずに自分の作品を通信販売すること。料金が安いこともありメール便を利用するケースが多い。そのため、クロネコメール便の終了が同人誌の通販に大きな打撃を与えるのではないかと心配するファンが続出しているのだ。

ヤマト運輸はメール便に代わる新サービスとして、小さめの専用ボックスを活用した手軽な宅急便サービス(対面配達)と、厚さ2.5cm以内の小さな荷物を自宅ポストに配達するタイプの新しいサービスを開始。「信書」以外の小さな荷物については、今後これらのサービスで送ることができる。

ちなみに同人誌は「信書」にはあたらないので、これらの新サービスに移行する同人作家も増えそうだ。

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