高学歴が災いして「学歴逆差別」に!?

上司・部下にしたくない大学 1位は?

2015.03.29 SUN


「東大出を上司にしたくない理由」で、ほかにも多かったのが「学閥や学歴を重視しそうだから」(33人)。「『学歴差別』をしそうだ」という「学歴逆差別」が起きているようだ Asadal / PIXTA(ピクスタ)
今や学歴が幅を利かす時代ではないとはいえ、「もうちょっと勉強して、いい大学に行っておけばよかった」…なんて思ったことのある人は多いだろう。だが、高学歴には、高学歴なりの苦労もあるという。

「だって会社員の世界には“学歴逆差別”があるから」――そう語るのは高学歴リーマンのTさん(39歳) 。高学歴が災いして、「○大卒のくせに仕事ができない」とか「やっぱり○大卒はアタマでっかちだ」なんて色眼鏡で見られるのだとか。そこで「学歴逆差別」説を検証すべく、25~34歳の会社員400人(男女各200人)にアンケート調査を実施。ずばりテーマは「上司・部下にしたくない大学」 だ。その結果、実に見事な(?)結果となった。

●上司にしたくない出身大学
1位 東京大学 244人
2位 慶應義塾大学 97人
3位 早稲田大学 78人
4位 京都大学 69人
5位 一橋大学 63人

●部下にすると大変そうな出身大学
1位 東京大学 263人
2位 慶應義塾大学 107人
3位 早稲田大学 83人
4位 一橋大学 79人
5位 京都大学 72人

なんとまったく同じ顔ぶれが1~5位に並んだ。共通するのはいずれも、“偏差値の高い大学”という点。なかでも、両部門で1位となった「東大」は、2位以下を倍以上引き離し、ぶっちぎりの嫌われっぷり。どうやら「学歴逆差別」は確かにある様子。しかしなぜこれほどまで…?

そこで、同アンケートで「東大出を上司にしたくない理由」を聞いてみると、「プライドが高く、部下の意見を聞かなそうだから」(91人)がトップ。次いで「ミスを許してくれなさそうだから」(44人)が多かった。「部下の話を聞かず、厳しく独裁的に仕事を進めそう」というイメージがあるのだろう。

一方、「部下にすると大変そう」と思う理由も、やはり「プライドが高そうだから」(100人)がトップ。以下、「理屈っぽそうだから」(95人)、「素直に『はい』といわなさそうだから」(38人)と続く。「高学歴→生意気→言うことを聞かなそう」という連想が働いているようだ。

では、実際の仕事ぶりはどうだろう? 東大卒の上司と働く人に聞いてみると、「上司はいわゆる東大卒のイメージとは異なる。『一般的にはプライドが高い』というイメージがあるが、上司はあまり前に出るタイプではない」(出版・24歳・男性)、「理路整然としているし、周りの意見も聞こうとしてくれる」(商社・31歳・男性)など、特に「独裁的」ではないという意見が多かった。

東大卒の部下についても、「最初は『頭でっかち』なイメージだったけど、実際に接すると普通に素直な新人という感じ」(金融・26歳・男性)、「 先輩の意見もちゃんと聞く」(商社・31歳・男性)。こちらもイメージとは違い、上司や先輩の意見を素直に聞く部下が多いようだ。

ちなみに、「東大」に限らず、「上司・部下にしたくない大学」 の上位は、いずれも「プライドが高そう」など、ほぼ同じ理由。気持ちはわかるが、色眼鏡で見られる側は大変だろう。

4月は就職・転職・異動など、職場での新たな出会いが多い季節。「学歴差別」も「学歴逆差別」も不当であることに変わりない。どんな相手であれ、偏見を持たず接しなきゃ…である。自戒を込めて。
(有竹亮介/verb)

※この記事は2013年3月に取材・掲載した記事です

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